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【プロ野球】

大谷が猛打賞 二刀流のバット止まらない

2016年7月27日 紙面から

西武−日本ハム 6回表無死、猛打賞となる中前打を放つ大谷=西武プリンスドームで(冨永豊撮影)

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◇日本ハム4−1西武

 日本ハムは2回に大野の二塁打で先制し、4回に中田、大谷の連続二塁打で加点した。2−1の8回にはレアードがソロを放った。メンドーサが6イニング1失点で7勝目。西武は自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性が消滅した。

     ◇

 日本ハム・大谷のバットが、チームを乗せた。防御率1・62を誇る西武・岸から3安打1打点。5月29日以来、今季3度目の猛打賞をマークした。9カード連続のカード初戦勝利に貢献し「カードの頭は大事。明日以降の戦いが楽になるんじゃないかと思います」と振り返った。

 まずは2回1死から右前打で出塁。その後、大野の左翼線二塁打で先制ホームを踏んだ。4回無死二塁での第2打席では、チェンジアップを「うまく引っかかってくれて良かった」と右線適時二塁打。自己最多だった14年の31打点を更新する32打点目を挙げ、第3打席も中前打を放った。

 10日に右手中指のマメをつぶし、投球に影響を及ぼしたが、バットでは好調を維持する。これで球宴後は14打数7安打の打率5割ジャスト。普段は辛口の栗山監督も「今日は良かった。アプローチの仕方が良かったね」と表情を緩めた。

 連敗を阻止し、7月は14勝2敗。首位・ソフトバンクも勝ったため、4・5差は変わらないが、貯金は今季最多タイの「22」に戻した。週末の本拠地での直接対決へ向け、再び上昇ムードに転じた。

 前日、「みんな、全部勝つという気持ちでやっている」と話していた大谷。自身の言葉を体現する猛打賞となった。 (野畑圭司)

 

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