「英語すき?」と聞くと「ふつう」と返ってくる。そんな我が家の英語学習のお話です。
チャレンジイングリッシュを受講していたこともありましたが、
チャレンジイングリッシュを1年やってみて感じたこと - がんばる小学生
現在は受講をやめ、簡単な英語教材をいくつか組み合わせて使っています。2、3分という短い時間ですが、毎日英語に触れるのが日課になっている様子。本人がやる気になって「もっとやりたい!」と言い出すまでは、今のところはこんな感じでいいかなと思っていたら…
最近になって長男が「英語でなにかいうときって(日本語と)順番がちがうよね」と言いだしました。せっかくの気づきなので、なんとか生かしたい。わたしが上手に教えてあげられればいいのですが、残念ながらそんな英語力も教える力もありません。そこで「感覚的に英語の組み立て方がわかるようないい教材はないかな?」と書店に行って見つけたのがこれ。
単語を並べるだけで覚えられる トムとジェリーのカードでかんたん! えいご日記ドリル (だいすき!トム&ジェリーわかったシリーズ)
これがなかなかいい感じなのです。
「トムとジェリーのカードでかんたん!えいご日記ドリル」の概要
英単語のカードを選んで並べ、それを書き写すだけ!難しい文法や英単語を暗記しなくても楽しみながら自然に英文構造が身に付きます。
基本的に目次から本文までほとんどがひらがな表記になっているので、低学年のお子さんでも安心。
この本は3つのChapter(チャプター)で構成されていて、Chapter1で「えいごにふれる」、Chapter2で「カードでえいごのぶんしょうをつくる」、Chapter3で「えいごのぶんしょうをかく」というように、段階的に学習がすすめられるようになっています。
巻末には自分ではさみで切り取って作る「ことばカード(単語カード)」が120枚収録されています。
ことばカード
ことばカードは単語とそれを表すかわいいイラストが両面にプリントされています。材質はぺらぺらの紙。
おめあてのカードを探すために裏返したり、並べたりすることになるので、そのままだとすぐにヨレヨレになります。可能であれば、そうなる前にラミネート加工しておくことをおすすめします。
ちなみに角は「角丸くんPRO」で丸くしました。
英語の文章をつくる
Chapter2では形容詞+名詞(big dog、white catなど)を練習したあとに、いよいよ英語の文章をつくっていきます。
やり方はとても簡単!
- カードを探す
- 順番どおりに並べる
- できあがり
最後にできあがった文章を書きうつします。
感想
パズル感覚で英文が作れるのがすごくいい
カードをパズル感覚で並べるだけで英文が作れるというのはすごくいいと思いました。長男の「日本語と英語では単語を並べる順番が違うようだ」という気づきに対して、「英語ではこういう順番で並べるんだな」という体験につなげるのに必要十分な内容でした。
前置詞が省略されているので慣れるまでは違和感がある
この本の冒頭「使用上の注意」で
本書では名詞の単数・複数の区別をほとんどしていません。また、動詞につく前置詞を省略しているものもあります。まずは感覚的に英単語を組み立てることを覚えてほしいからです。
と書かれているとおり、指示どおりにカードを並べて作った文章には前置詞がありません。
たとえば「わたしは音楽室で音楽をきく」という文章をつくる場合、本来なら
となるところが、この本では…
となります。ご覧のとおり to と at は省略されています。
こんな風に前置詞が省略されるので、最初はとても違和感がありました。来年から中学生になる長男にはその点がやや不安だったので、あらかじめ「正しい形は中学校で習う」「この本では並べる順番の練習をする」と伝えておきました。
そういうわけで、最初から正しい形で覚えさせたいという方には不向きかなと思います。
ことばカードは両面プリントに難があるけれど、イラストはとてもかわいい
ことばカードの材質がぺらぺらなのはコスト面から考えてしかたないとして、両面プリントについては少々難ありと感じました。
動詞(すること)のカードは表が現在形、裏が過去形になっているのでいいのですが…
動詞のカード(表)
動詞のカード(裏)
名詞(もののなまえ、ばしょのなまえ、じかんのなまえ)のカードは表と裏が別々の単語になっているので探すのがとても面倒。
名詞のカード(表)
名詞のカード(裏)
慣れれば暗記できるかもしれませんが、小さいお子さん〜低学年の「はじめて英語を学ぶ子供たち」を対象にするなら同じ単語を両面にプリントしてあるほうが使いやすいと思いました。
でも、このカードのイラストはとってもかわいい!!さくま育さんという方のイラストだそうです。
トムとジェリーのカードでかんたん!えいご日記ドリル|まいくの間(まいくのま)
まとめ
総合評価:★★★★☆
ちなみに…宿題プリントとは別に自主勉ノートも宿題として出ている長男は、これを使って英語日記にチャレンジするそうです。読むのが楽しみ(笑)
実は購入する際にどちらにするか迷った本がありました。
同じ著者の本です。書店で見比べたところ、こちらの方がボリュームもあって少し難易度が高いかなと思いました。「もっともっと英語で文章をつくりたい!」という様子なら、次はこちらにしようと思います。そういう意欲があればの話ですけど(笑)
今回はこのへんで…おしまい。