障害者に一方的な憎悪抱き、犯行を計画か
植松容疑者は今回の事件に関しては、「突然のお別れをさせるようになってしまって、遺族の方には心から謝罪したいと思います」と話しているという。また、捜査関係者への取材で、植松容疑者は施設での仕事を通じて、障害者に対し一方的に憎悪の感情を募らせ犯行に至った疑いが出てきた。
植松容疑者は今年2月、衆議院議長宛てに「障害者を抹殺する」などの内容が書かれた手紙を渡し、その後、措置入院となっていた。その後の捜査関係者への取材で、植松容疑者は入院する際、「施設で働き始めた当初は重度の障害者に対してふびんな感情を持ち仕事をしていた」「しかし、接していくうちに彼らのゴールは一体何かと考えるようになり、抹殺することが最善と突然思い立った」などと、周囲に話していたことが新たにわかった。
また、植松容疑者は出頭時に血の付いた刃物を3本持っていたが、その後、現場からも血の付いた刃物が2本押収されていたことがわかった。さらに、犯行を止めに入った少なくとも2人の職員が、結束バンドで動けないよう手すりに縛られていたこともわかった。
警察は動機などを引き続き調べることにしている。