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 2016年度の最低賃金(時給)の引き上げ目安額が全国加重平均で24円となり、時給が今の798円から822円になる見通しになったことについて、菅義偉官房長官は27日午前の会見で、「比較可能な02年以降、初めて20円の大台を超えた額で、政府として大いに歓迎したい」と述べた。

 安倍政権は「1億総活躍プラン」で、最低賃金を毎年3%上げ、全国平均1千円を目指すとしている。菅氏は「大幅な最低賃金の引き上げを実現していく上で、中小企業や小規模事業者の生産性向上が極めて重要」とし、「企業収益の拡大が賃上げや設備投資に結びつくよう、環境整備に全力で取り組んでいく」と述べた。

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