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中学校で国語の先生をやっていました!

【感想】漫画「ひとりずもう」著さくらももこ<最高>

読書

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さくらももこさんの本「ひとりずもう」漫画版を読みました!

 

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上下巻あるんです。

 

これ買って読んだのはもう何年も前なんですが、今回は再読。

 

けっこう内容を忘れてました(^_^;)

 

レビューだ!!

 

 

 

 

 

とりあえず、総じて面白い

 

読もうか読まないかで悩んでるんなら、絶対読んだほうがいいです。

 

 

 

上巻

 

上巻はさくらももこさんの思春期について描かれていますが、このへんは彼女の人生に対するスタンスを把握するのに良いと思います。

 

夏休みなども「あえて」予定を入れません。

 

遊びに誘われても断ります(笑)

 

とにかくヒマが好きなんです(笑)

 

 

 

そして下巻

 

あんなにヒマ好きな彼女でしたが、17歳になって自分の生きる道を考え始めます。

 

親友のたまちゃんも「アメリカ留学」を決断します。

 

さくらももこさんは「ムリかもしれないけど…漫画家になりたい」といった気持ちを行動に移し、17歳の春に一本描き上げ、りぼんに初投稿をします。

 

が、結果はBクラス。

 

断念します。

 

「何のとりえもないし、普通が一番だ」

 

 

 

そんな中、短大推薦のための模擬試験で「わたしの好きな言葉」といった作文を書くことになります。

 

これが採点され、答案用紙が戻ると、絶賛のコメントがさくらさんの元に届きます。

 

「エッセイって得意かも」

「エッセイを漫画でかいてみるのはどうかな」

「絵も少女漫画じゃないのに変えて描けば…」

 

そんなささやかな閃きが彼女を再起させます。

 

世界が煌めき始めます。

 

とにかくペンが走るようになります。

 

あのヒマが大好きだった彼女が、夏休みはひたすら漫画を描く日々。

 

そして投稿。

 

 

 

さらに結果を待たずして次の作品に精力的に取り掛かるのです。

 

元々お笑いも好きだったので、それも作風に生かされているのでしょう。

 

学校が始まっても朝の4時まで漫画を描いて、学校では居眠りする日々。

 

(まるでビリギャルのようだ)

 

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫)

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫)

 

 

 

入賞

 

そして、「もうひと息賞」入賞!

 

そしてその後も投稿し続け、入賞していきます。

 

※ちなみにこの頃、矢沢あいさんも投稿されて入賞を繰り返していたようです。

※「天ない」「ご近所」好きです!

 

 

 

ちなみにさくらももこさんのお母さんは、めっちゃ反対してました。

 

「漫画家なんてなれっこない」としきりに言います。

 

そんな中でも自分の夢に向かって奮起する姿は胸を打たれるものがあります。

 

成功していく人にはこういう時期が必ずあるんでしょうね。

 

 

 

短大生時代にデビュー

 

なお、たまちゃんとの別れの場面はめちゃ泣けます。

 

そして、短大生となり、晴れてデビューが決まったという報せをりぼん編集者の山本さんから受けます。

 

「短大を出たら上京する」という目標に向かって、遊びの誘いをほとんど受けず、ひたすらバイトに明け暮れるのも胸を打たれます。

 

2年間で本気で100万円(上京資金)を貯めようとするのです。

 

かっこいいのです。

 

 

 

 

 

…と、思いのままにつらつらと感想を書いてしまいました。

 

とにかくめっちゃ良いです。

 

今は文庫版も出てるので、是非読んでみて。

 

「どうせ無理」と思ってた夢に向かって行動したくなる作品です。

 

 

 

元々なまけものだったことも、ものすごい共感します(笑)

 

 

 

 

 

最高でした!

 

 

 

おわり!

 

 

ひとりずもう (上) (集英社文庫 さ 34-12)

ひとりずもう (上) (集英社文庫 さ 34-12)

 
ひとりずもう (下) (集英社文庫 さ 34-13)

ひとりずもう (下) (集英社文庫 さ 34-13)