連続テレビ小説 とと姉ちゃん(99)「常子、花山と断絶する」 2016.07.27


(常子)花山さんあんな箱どうするつもりかしら?
(美子)し〜っ!きっとこれから驚くような事が。
(花山)よし完成だ。
(一同)えっ?
(鞠子)これで完成ですか?これがソファーでこっちが机だ。
(水田)いやあの…確かにソファーや机にはなりましたがこれでは寝る場所が…。
頭が固いね水田君は。
いいかい?…いや秘密にしておこう。
(一同)えっ?自分で考える事も大切だからな。
ハハハハハ!じゃあ我慢しますけど…。
花山さんは何らかの方法でこの箱30個全て使うんですよね?そうだ。
何か手は加えますか?釘を使うだけだな。
そうですか。
うんうんうん…。
私が何をするか分かったかね?ハハハハハ!その事ではなく別のアイデアが浮かびました。
別のアイデア?先生のおうちをより快適にするためのアイデアです。
何だ?何をする?私も明日まで秘密にする事にします。
ん?自分で考える事も大切なんですよね?フフフ。
では女性陣の皆さん手伝って頂けますか?・「普段から」・「メイクしない君が」・「薄化粧した朝」・「始まりと終わりの狭間で」・「忘れぬ約束した」・「花束を君に贈ろう」・「愛しい人愛しい人」・「どんな言葉並べても」・「真実にはならないから」・「今日は贈ろう」・「涙色の花束を君に」・「涙色の花束を君に」
この日常子たちは闇市で何かを手に入れ翌日の模様替えに備えたのでした
おはようございます。
おはようございます。
(チヨ)おはようございます。
大工さんもいらっしゃるなんて随分大がかりなんですね。
よりよい仕事にするためです。
ちなみに釘を使っても?
(泰文)あ…どうぞ。
ありがとうございます。
では作業に入りますのでお二人はしばらく外で。
(チヨ)分かりました。
では水田君。
(水田)はい。
お願いします。
(大工たち)へい。
失礼致します。
失礼します。
おっとっとっとっと。
君たちも出来てからのお楽しみだ。
もう…。

(作業する音)
(緑)一体何をしているのかしら。
考えたけど分からなかったです。
大きな棚にしてるんじゃない?釘でいくつもつないで。
う〜んでもそうすると部屋が狭くなってしまうわ。
そっか…。
よしまずは君たち見ておくれ。
(一同)はい。

(緑)背もたれに収納できるんですね。
箱の中の空間を利用するんですね。
これなら無駄のない収納ができるだろう。
はい。
まさかリンゴ箱でこんな事ができるとは…。
どうだい?常子さん。
すばらしいです。
…が。
やはり準備しておいてよかったわ。
うん。
うん。
(緑)はい。
次は私たちのアイデアをご覧頂きたいんです。
30分ほどお待ち頂けますか?お手並み拝見といこうじゃないか。
ありがとうございました。
家をより快適にするアイデアって言ってましたよね?更に何をするつもりなんでしょう…。
少し黙っていてくれないか?すみません。
どんなお部屋になるのかしら。
僅か六畳だ。
たかが知れている。
お待たせ致しました。
皆さん中へどうぞ。
どうですか?先生。
これが…あの部屋?これはどういう…?ああ…変化できる家具です。
(チヨ)変化?ええ。
こうすればソファーとして座る事もできる。
ちょっと失礼。
こうすれば…。
平らにして布団を敷けばベッドにもなる。
この箱もお作りになったの?いえ果物箱を利用しました。
タダ同然で売られているものを利用したのでかなり安く抑えられます。
これなら雑誌の読者もまねできるかと。
(チヨ)ええ。
それにこの箱きれいな紙が貼ってあるんですね。
まあすてき…。
アハハハハ…。
ほら。
フフフ。
驚いて頂けました?まあな。
フフフよかった。
しかし君はよくこういう事に気が付くねえ。
あっそれは…。
(チヨ)常子さん。
ありがとう皆さん。
少しの工夫でこんなに気持ちが豊かになるんですね。
貧しくても不自由でも心がけ次第なのね。
何かおかしな事言ったかしら?先生お忘れなんですね。
それは先生が教えて下さった事じゃないですか。
デパートの包装紙を本のカバーにして…。
(チヨ)きれいな包装紙を頂いた時は工夫して本のカバーにしているの。
ささやかですがこうした心がけが小さな幸せを生むと私は思っています。
そうだったわね。
フフフ。
毎日の暮らしに追われてすっかり忘れていたわ。
フフフ…フフフフ。
あなたいかが?お気に召しまして?ああ。
このお部屋は先生からご主人への贈り物です。
そんな…。
私はお願いしただけです。
皆さんがなんとか…。
いえ。
ご主人のお体を気遣って椅子と机と本好きのご主人のために本棚。
先生の言葉がなければこのお部屋は完成しませんでした。
そうか…。
ありがとうな。
皆さんも手を尽くして下さり恩に着ます。
チヨ。
この棚に荷物を片づけ終わったらお茶にしようか。
ええ。
では花山さんお願いします。
お〜しいくぞ。
(シャッター音)ありがとう。
皆さんご苦労さまでした。
おかげさまで東堂先生ご夫妻には大変満足頂く事ができました。
早速明日から記事の執筆に取りかかっていきましょう。
(一同)はい。
はい。
ごきげんよう皆さん。
花山さん!何なんです?その格好…。
うん?ただのスカートだが?今日はお手柄だったね常子さん。
えっ?飾り紙で華やかに見せるとは盲点だったよ。
あ〜時間に追われどこか雑になっていたんだな。
ああいう女性らしいこまやかな気遣いに救われた。
いえそんな…。
多くの女性に向けた雑誌を作っている以上編集長は女性の感覚を理解していなければ話にならん。
そこで少しでも女性とは何を感じどう生きているのか学ぼうとこの格好をね。
いや驚いたよ。
こんなにも感覚が違うものなんだね。
股がスカスカで不安定だ。
ハハハハハ。
いや結局私はこれまで男の感覚でしか女性を見ていなかったんだ。
しゃがむ事一つとっても男と女の所作が違う。
それは家の中にある物の配置にも影響が出るかもしれない。
背が高い男が取れるものを背が低い女が取れないような事だ。
いや考えた事もなかった。
うん。
今日一日この姿で過ごしてみようと思う。
ハハハハハ。
とても頼りになるけどやっぱりちょっと変わった人だと改めて思う常子たちでした
生字幕放送でお伝えします2016/07/27(水) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 とと姉ちゃん(99)「常子、花山と断絶する」[解][字][デ]

闇市で見つけた果物箱を花山(唐沢寿明)は積み重ねていく。花山に触発され、常子(高畑充希)はかつて東堂(片桐はいり)から教わった工夫を応用することを思いつくが…。

詳細情報
番組内容
闇市で見つけた果物箱を花山(唐沢寿明)は積み重ねていく。あっけにとられる常子(高畑充希)たちだが、少しは自分で考えろという花山の言葉に刺激されて、常子はあるアイデアを思いつく。箱が連結されできたのは、東堂(片桐はいり)が望んだソファや机などの家具。しかも用途に応じて形が変化する狭い住宅に便利な機能を持っていた。その家具に常子は紙を貼り付ける、それはかつて東堂が教えてくれたことを元にした工夫だった…
出演者
【出演】高畑充希,木村多江,相楽樹,杉咲花,利重剛,片桐はいり,伊藤淳史,唐沢寿明,【語り】檀ふみ
原作・脚本
【作】西田征史
音楽
【音楽】遠藤浩二

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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