「バリアフリー縁石」でバス乗降スムーズに 新潟
身体の不自由な人でも、より安全でスムーズにバスを乗り降りできるようにする、「バリアフリー縁石」と呼ばれる縁石が、国内で初めて新潟市のバス停で実用化される見通しとなりました。
「バリアフリー縁石」は、バス停の縁石の側面を垂直ではなく、道路の路面に向かって下がるように斜めやカーブの形にした縁石です。バスのタイヤを縁石にこすりつけることなく、車体をバス停のある歩道に近づけられるため、身体の不自由な人でもより安全でスムーズな乗り降りができるとされています。
このバリアフリー縁石が、新しいバス交通に取り組んでいる新潟市で実用化される見通しとなりました。市では、秋葉区役所前のバス停で、ことしの秋にも設置工事を始めたい考えです。
国土交通省によりますと、フランスやドイツなど海外では普及していますが、国内ではまだ実用化されていないということです。
バリアフリー縁石は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせて都心から臨海部に整備されるBRT=バス高速輸送システムの計画に導入を検討することが盛り込まれていて、今後、新潟市での初めての実用化をきっかけとして、国内各地に普及するかどうか注目されます。
都市交通に詳しい横浜国立大学の中村文彦副学長は「この縁石によって、利用者にとってはバスの乗り降りが本当の意味でノンステップになる。事業者側にとっても所用時間の短縮が期待でき、双方にメリットがある。これからの超高齢化社会でバスが担う役割は大きく、バリアフリー縁石の社会的な必要性は高いと思う」と話しています。
このバリアフリー縁石が、新しいバス交通に取り組んでいる新潟市で実用化される見通しとなりました。市では、秋葉区役所前のバス停で、ことしの秋にも設置工事を始めたい考えです。
国土交通省によりますと、フランスやドイツなど海外では普及していますが、国内ではまだ実用化されていないということです。
バリアフリー縁石は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせて都心から臨海部に整備されるBRT=バス高速輸送システムの計画に導入を検討することが盛り込まれていて、今後、新潟市での初めての実用化をきっかけとして、国内各地に普及するかどうか注目されます。
都市交通に詳しい横浜国立大学の中村文彦副学長は「この縁石によって、利用者にとってはバスの乗り降りが本当の意味でノンステップになる。事業者側にとっても所用時間の短縮が期待でき、双方にメリットがある。これからの超高齢化社会でバスが担う役割は大きく、バリアフリー縁石の社会的な必要性は高いと思う」と話しています。