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連結営業損益が100億円弱の赤字 4〜6月期

シャープ本社=三浦博之撮影

 経営再建中のシャープの2016年4〜6月期の連結営業損益が100億円弱の赤字になったことが、26日分かった。大口取引先である米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の減産が続き、主力のスマートフォン向け中小型液晶パネルの販売が不振だったことに加え、為替相場の円高で海外向けの大型液晶テレビの販売が低迷した。

 シャープは台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業から3888億円の出資を受け、経営再建を進めることが決まっている。鴻海は6月中の出資、買収完了を目指していたが、中国当局の独占禁止法審査が想定以上に長引いており、現段階で完了には至っていない。シャープは出資後に経営陣を刷新し、出資金を次世代ディスプレーなどに重点投資するなどして再建を進める予定だったが、ここまで再建計画は前進しておらず、経営の先行きは不透明だ。

 4〜6月期の営業赤字は15年の287億円の赤字に続いて2年連続。16年3月期に312億円の連結債務超過に陥ったが、出資の遅れで、債務超過額も膨らむ見通しだ。29日に野村勝明副社長が発表する。【宮崎泰宏、土屋渓、古屋敷尚子】

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