イスタンブール=翁長忠雄
2016年7月27日01時47分
アラブ連盟(22カ国・機構)の首脳会議が25日、モーリタニアの首都ヌアクショットであった。リビアの統一政府の正式樹立に必要な世俗派勢力の議会による承認を求める▽中東和平交渉再開ヘ向けて努力するエジプトに賛同する――などを盛りこんだ声明を発表した。
エジプトのシーシ大統領やサウジアラビアのサルマン国王ら影響力のある加盟国の首脳が欠席し、当初予定の2日間の日程を短縮して1日で閉幕した。昨年3月の首脳会議ではアラブ合同軍の創設に合意したが、その後、実現へ向けた協議は進んでいない。
シリア内戦やアラブ世界での影響力拡大を図るイランへの対応をめぐり各国の姿勢に差異があるため、連盟としてまとまった方針が示しにくくなっている。(イスタンブール=翁長忠雄)
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朝日新聞国際報道部
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