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料理マンガ研究家として、インタビューをされちゃいました。その模様がアキバBlogさんに掲載されております!!
インタビューをしてくださったのはかーずSPのかーずさんです。
最近の料理漫画について、あれこれ語っております。今のトレンドは「二人モノ」だと思うのですよ。
一番有名なのはインタビューでも出てきた、『きのう何食べた?』だと思います。他にも、『高杉さん家のおべんとう』や、『いぶり暮らし』などもそうなのですが、近しい関係だったりする二人が料理を作って食べていく。そういうジャンルがとても多いのですね。『パパと親父のうちごはん』とか。
そんな中でイチオシとしてあげさせてもらったのが、『新米姉妹のふたりごはん』です。
2巻が7月26日発売ですね!
- 作者: 柊ゆたか
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2016/07/26
- メディア: コミック
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自分もコラムという形で関わらせていただいているので、あまり褒めすぎるのも何なのですが、あれです。この作品は本当に細かいところに気をつけているというか、随所に料理をする人の発想が出てくるんですよ。
料理をする人の発想といえば、『きのう何食べた?』のよしながふみ先生が有名です。家で食べる料理を、手際よく作るその手順は、マンガにしてみるとびっくりするほどシンプルに見えます。でも実際にその通りに調理をすると、しっかり料理ができあがる。ポイントを押さえて、無駄を極限まで削ぎ落として表現しているからシンプルに見える素晴らしい作品です。
『新米姉妹のふたりごはん』は、さらにそこに料理の楽しさや面白さを積極的に伝えてくれるのです。しかも、手抜きがない。手抜きというのは、ちょっと変な表現ですが、料理をする上や食べる上で当たり前の部分を当たり前に省略しないで描いている、ということでしょうか。あやりが髪をくくるところもそうですし、食べているときも口の中にものが入っているときにはしゃべらなかったり、肘をついていたりしないとか、普通にお行儀良く食べているのです。なので、作っているシーンも、食べているシーンも、不快に思う要素がなく、楽しさがこれでもかと伝わってくるのですね。
楽しさはまた、調理器具にも現れています……ってこのままだとインタビューで話したことの拡大版になっちゃう。
とりあえずあれです。読みましょう! ちょうど2巻が出てきましたし! 僕のコラムも載っていますし!
最後に、インタビューで話したり、いまここで話した本のリンクをペタッと貼っておきますね。どれも面白いですよ!
姉のおなかをふくらませるのは僕 1 (ヤングチャンピオンコミックス)
- 作者: 恩田チロ坂井音太
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2015/06/19
- メディア: コミック
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- 作者: 雨隠ギド
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/09/06
- メディア: Kindle版
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味噌汁でカンパイ!(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
- 作者: 笹乃さい
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- 発売日: 2016/03/18
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- 作者: よしながふみ
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- 作者: 柳原望
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- 作者: 大島千春
- 出版社/メーカー: 徳間書店
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- 作者: 豊田悠
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