目が大きくなったづるも、ますます目つきが悪くなった霧亥も、最高!!!
大人気サイバーパンク漫画「BLAME!」の劇場アニメ版が、Netflixで独占配信されることが発表されました。世界規模の弐瓶勉ブームがさらなる盛り上がりを見せています。
NETFLIXは日本でのサービス開始以前からアニメ「シドニアの騎士」を主要タイトルとして配信しており、今回の独占配信の発表からも、弐瓶勉作品とポリゴン・ピクチュアズへの信頼の高さがうかがえます。
日本版の公式サイトで何度も見たという方も、NETFLIX版予告編をもう一度観て盛り上がりましょう。世界規模です。
劇場アニメ「BLAME!」の原作漫画はアフタヌーンにて連載された、無限に続く巨大な階層都市を探索する霧亥の旅を描く、出会いと別れの物語。
原作者の弐瓶勉氏はサンディエゴにて開催されたコミコン2016に参加し、ファン交流イベントなどに出席。栄誉あるインクポット賞を受賞しました。「シドニアの騎士」から続く世界規模の弐瓶ブームの勢いが止まりません。
これまでに何度も映像化が試みられるも、やはり映像化困難と結論付けられてきたハードSFすぎる漫画「BLAME!」の制作陣は、アニメ「シドニアの騎士」の成功を支えたポリゴン・ピクチュアズと瀬下寛之監督が率いる面々。自ずと期待が高まります。
以下は本作のあらすじです(「BLAME!(ブラム)」公式サイトより)。
テクノロジーの果て、極限まで発達した超高度ネット文明。
過去の「感染」よって、正常な機能を失い無秩序に、そして無限に増殖する巨大な階層都市。
都市コントロールへのアクセス権を失った人類は、防衛システム「セーフガード」に駆除・抹殺される存在へと成り下がってしまっていた。
都市の片隅でかろうじて生き延びていた「電基漁師」の村人たちも、セーフガードの脅威と慢性的な食糧不足により、絶滅寸前の危機に瀕してしまう。
少女・づるは、村を救おうと食糧を求め旅に出るが、あっという間に「監視塔」に検知され、セーフガードの一群に襲われる。
仲間を殺され、退路を断たれたその時現れたのは、“この世界を正常化する鍵”と言われている「ネット端末遺伝子」を求める探索者・霧亥(キリイ)であった。
大筋は原作通りですが、づる(目の大きい女の子)と霧亥の出会い方など、細部に変化が見られます。また一部のキャラクターデザインが原作版と大きくことなることも話題になっていますが、弐瓶氏が総監修として新しいキャラクター像も描いているようです。
その様子は日本の漫画を世界に紹介する活動を行っている、Deb AokiさんのTwitter上でのコミコンレポートの、弐瓶氏登壇時のスライドにて垣間見られます。
Nihei shows the audience the difference btwn a character in the original BLAME! manga & the anime version #SDCC2016 pic.twitter.com/SJWCAtjoM5
— Deb Aoki (@debaoki) 2016年7月23日
2003年の連載終了から10年以上が経った今、意欲的な作品を生み出し続けてきた弐瓶勉先生と映画スタッフの皆さんがどんな新しい「BLAME!」ワールドを見せてくれるのか、楽しみでなりません。
劇場版「BLAME!」は2017年に公開予定です。
©Tsutomu Nihei, KOUDANSHA /BLAME! Production Committee
source: YouTube, Netflix, Twitter, 「BLAME!(ブラム)」, mangacomicsmanga
(勝山ケイ素)