少し前まで僕は本気でオランダに移住しようと考えていました。
現地でバイトでも日本人向けのガイドでもなんでもいいから働いて、
パソコンで文章を書いて生活していこうと思っていて、
結構現地のことを調べたり、海外移住に関する記事を読みあさったりしてました。
情報収集や移住後のことを考えてる時間は本当に楽しくて、
社畜生活の辛さが少し紛れていたように今は思います。
今日は、僕が今年ここまで一番ワクワクし、また落胆したオランダ移住について。
なぜオランダなのか
いつか海外に移住したいとは思っていたのですが、
その時考えていたのは、超短期ながら留学経験があったアメリカ西海岸。
生活のしやすさからカナダ、オーストラリアなんかも僕の中では候補だった。
オランダどころかヨーロッパって選択肢はなかった。
そんな状態だった僕の中で突然オランダ候補に上がったのはこの記事を読んでから。
日蘭通商航海条約という特権
２０１４年１２月２４日オランダ政府は、１９１２年に締結された「日蘭通商航海条約（The Treaty of Trade and Navigation between the Netherlands ans Japan）」を根拠として、日本国籍者はオランダで「労働許可なく就労できる」との判断を下した。
そう、労働許可がいらないんです。
いろんな国の移住条件などは調べていたのですが、普通こんな国ないんですよ。
最初に知った時は本当にびっくりしましたよ。
しかもさらに驚くとべきことに、明治時代に締結された条約が復活したってことです。
もうここしかないと思いましたね。
今の仕事をしていた方が、収入はそこそこ高い水準で安定するとは思ったのですが、
それ以上に僕は自分の時間がしっかり持てる生活がしたかった、
環境を大きく変えたかったので、迷いはありませんでした。
いつか叶えたかった移住のタイミングが今来たんだなと思いましたよ。
２０１６年６月２０日
もうね、がっかりしましたよ。
営業車の中で泣きそうになってましたよ。
この条約はもともと１８７５年にオランダとスイス間の条約が根拠になってて
今回、その２国間の条約に新しい解釈を加えたことで、
日本人に対する労働許可不要がなくなったとのことです。
そのため日蘭通商航海条約は存在したまま。
今思い出しても悲しくなります。
この変更は１０月１日から施行されるとのこと。今もオランダ政府内で協議は続いており、
今後この変更が再度変更になることもあるかもしれません。
残念ですが、今後もオランダ移住に関する情報は仕入れていこうと思います。
いつかは移住したい
僕のとって初めての海外生活はアメリカ・カリフォルニアに留学した時。
その数年後、旅行で再度西海岸をふらふらとしたのですが、
やはり日本にはない開放感は、最高でした。
海外になって何をして生活していくのか、
それは分かりません。
でもきっと生きていける。
根拠はないですが、派手な生活をしたいという願望もないですし、
きっとやっていけると思う。
いま僕は２６歳。３０歳になる時には、実現したいです。