1年生部員達は、伸び悩んではいるものの、少しずつ変化が現れてきました。
「このままではいけない」と、行動を始めようとしているようでした。しかし、しばらくの間ゆるーい気持ちでやっていた分、ハチマキを締め直していざ!といっても、反射的には実行に移せず「何からどうやれば…」と戸惑うのもムリはありません。真面目だからこそ、それぞれに悩み考え慎重になってしまうんでしょうね。
そうこうしていると、もう春休み。そう、いつまでも1年生ではないのです。間もなく新入生がやってくる。新入生への部活動紹介から始まり、文化部発表会(文化祭のような催し)、NHK放送コンテスト、体育祭…と、重要な行事や大会が目白押し。2年生としての行動計画は、春休みの間にしっかり立てておく必要があります。
春休みに入ったばかりの3月下旬、後輩で東大准教授の杉山君と一緒に部活指導に行きました。
杉山君には事前にこれまでの懸案を相談していたので、そのことを含んで部員達に話をしてくれました。ユニークな語り口で、時に厳しく、自分の経験も交えながら。部員に問いかけ、その答えを受けさらに問う…。理論の応酬にタジタジになる子もいました^^; さすが普段から学生に教えているだけあって、話の仕方やリードが上手いなと感心しました。
杉山先生からのツッコミ鋭すぎる逆質問に、苦笑いで答える部員。時折笑いも起こって和やかムード^^
話を終えて、個々の練習の時間に移ります。先生に熱心に質問する部員も。(↓こちらは本物の顧問の先生;笑)
皆、集中して読みの練習。表情は真剣そのもの!!
皆の前で読みを披露し、OBや先生からだけでなく、部員同士でも批評し合います。
部員の皆からの相談も聞きながら指導を行っていくと、時間が経つごとに意識も読みの技術も向上してきているのが分かりました。
先生やOBが何でも良いタイミングで教えてくれるものではない、空から降ってきたり何となく沸いてくるようにレベルアップ出来るような楽なものではない。それが分かっただけでも大きな一歩。
自分がこうなりたい、こんなことを出来るようになっていたい、コンテストで上位に入りたい ←そのためにすべきこと、続けるべきことは何か ←今、何に取り組むべきか?目標に対して、先読みしたり逆算して今すべきことが、具体的にイメージ出来てきます。
高い目標設定を持っていて、達成したい意欲がある部員は、「今のままではマズイ!」と自ずと感じとったようです。危機感や焦りもあるでしょうが、まずは勉強もありますからね。やれることをやれる時に実行、でいいのです^^
模擬トーク番組も、だいぶ慣れてきました。この分なら…大丈夫かな?^^
新学期に入ると、2年生になった皆に勝負どころが次々に訪れます。放送部としての進化、真価…皆の腕の見せどころや…いかに?!
〈3〉へつづく
AD
いいね!した人