先日からお伝えしていたぼくの大好きなアートを紹介していくシリーズです。この記事を執筆するに至った経緯などは過去のエントリをご覧いただけますと幸いです。
記念すべき第1回目のアーティストは今津景(Imazu Kei)さんです。
小難しい前置きは不要です。まずは作品をご覧ください。
ちょっとこの世界観すごくないですか?ヤバいですよね!とってもカオスです。
今津さんの作品のモチーフは、様々な理由で破壊されたり、略奪され行方不明になってしまった美術作品群。インターネット上に漂っているそれらの画像を収集し、引き伸ばしたりゆがめたり加工を施したのち、キャンバスに落とし込んでいます。グラフィックソフトで加工したようなブラシストロークは混沌の中にも美しさを感じます。そのせいで、油絵なのにどこか機械的です。
めちゃくちゃかっこいい!家に欲しいなー!お金貯めて買う!
初めて見たときのインパクトは忘れられません。
インターネット上の画像を元に作品作りをされている今津さん。失われてしまったオリジナルの美術品をそのまま再生させるのではなく、そのもろさや儚さを内包させたまま描くことで、完璧なオリジナルの作品に再構築されていると私は感じます。
まだまだたくさん紹介したいのですが、その他の作品はwebサイトなどでご覧ください。
インスタグラムでは制作過程の作品なんかも見ることができます。
ぼくは一発でファンになりました!素晴らしいです!今後の作品も非常に楽しみです!
今回このお話を今津先生ご本人にメールで問い合わせたところ、快く作品の掲載許可をいただき、また「難しいこと抜きにアートを楽しむ」というコンセプトにも共感していただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
最後に
本当に良いものに難しい説明なんかいりません。そしてぼくの拙い文章ではこの良さは伝えきれません。見たまま何かを感じていただけたら、それがアートの楽しみ方です。このブログを通して少しでもアートを身近に感じて貰えたら嬉しく思います。展覧会の情報なども追記してお知らせできればと考えています。
今後も完全に個人的な好みで、色んなアーティストを紹介したいと思いますので、お口に合いましたらまたご覧ください。
※画像は全てアーティストご本人様より許可をいただき掲載しています。