IMF 英とEUの離脱交渉で各国に準備求める
IMF=国際通貨基金は、G20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議が今月23日から中国で開かれるのを前に報告書を発表し、イギリスとEU=ヨーロッパ連合の間で離脱交渉がスムーズに進まなかった場合に備え、対応策を準備するよう各国に求めています。
G20の財務相・中央銀行総裁会議は今月23日から2日間、中国・四川省の成都で開かれ、イギリスが先月の国民投票でEUからの離脱を決めたことを受けて、不透明感が深まっている世界経済や金融市場への対応などについて議論します。
これを前にIMFは21日、世界経済の課題に関する報告書を発表し、この中で、イギリスがEU離脱を決めたあと、いったんは円高が進むなど激しく動揺した金融市場は、その後落ち着いていると指摘しています。
ただ、ヨーロッパの金融機関の株価は低迷が続いていると指摘し、イギリスとEUの間で離脱交渉がスムーズに進まなかった場合、不透明感が続いて金融市場が混乱する可能性もあるとして、IMFとしては各国の政策担当者に対して対応策を準備するよう求めています。
今回のG20では、イギリスのEU離脱に向けた動きが実体経済や金融市場に与える影響を少なくするため、各国がどこまで協調態勢を築けるかが焦点となります。
これを前にIMFは21日、世界経済の課題に関する報告書を発表し、この中で、イギリスがEU離脱を決めたあと、いったんは円高が進むなど激しく動揺した金融市場は、その後落ち着いていると指摘しています。
ただ、ヨーロッパの金融機関の株価は低迷が続いていると指摘し、イギリスとEUの間で離脱交渉がスムーズに進まなかった場合、不透明感が続いて金融市場が混乱する可能性もあるとして、IMFとしては各国の政策担当者に対して対応策を準備するよう求めています。
今回のG20では、イギリスのEU離脱に向けた動きが実体経済や金融市場に与える影響を少なくするため、各国がどこまで協調態勢を築けるかが焦点となります。