経団連会長 政府に大規模な経済対策求める考え

経団連会長 政府に大規模な経済対策求める考え
大手企業の経営トップが意見を交わす、経団連の夏のフォーラムが21日に始まり、榊原会長は、デフレ脱却と経済再生は今が正念場だとして、政府に大規模な経済対策を求めていく考えを示しました。
長野県軽井沢町で開かれた経団連の夏のフォーラムには、大手企業の経営トップらおよそ40人が出席しました。
この中で榊原会長は「日本経済は、デフレ脱却と経済再生に向けて今が正念場だ。停滞が続く個人消費を刺激する施策や、企業の設備投資を促す施策など、景気をてこ入れするための大胆な経済対策を打ってもらいたい」と述べ、政府に大規模な経済対策を求めていく考えを示しました。
そのうえで、榊原会長は「政治の体制が安定している今こそ、将来に向けた思い切った施策を打つべきだ」と述べ、経済成長の実現に向けて、政府は規制緩和に積極的に取り組むべきだという考えを示しました。
経団連の夏のフォーラムは22日まで開かれ、政府が目標としているGDP600兆円の実現に向けた取り組みなどについて、意見を交わすことにしています。