エアコン・冷蔵庫などの出荷額 14か月ぶりにマイナス

エアコン・冷蔵庫などの出荷額 14か月ぶりにマイナス
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エアコンや冷蔵庫などのいわゆる白物家電の先月の国内出荷額は、洗濯機や冷蔵庫の買い換え需要が一段落したことから、14か月ぶりに前の年の同じ月を下回りました。
電機メーカーなどでつくる「日本電機工業会」によりますと、エアコンや冷蔵庫などのいわゆる白物家電の先月の国内出荷額は2511億円で、前の年の同じ月に比べて5.4%減少しました。
出荷額が前の年を下回るのは去年4月以来、14か月ぶりです。
品目別にみますと、洗濯機が13.2%、冷蔵庫が14.3%、エアコンが0.7%それぞれ減少しました。
これは、夫婦共働き世帯の増加で販売が好調だったまとめ洗いできる洗濯機や容量の大きな冷蔵庫の買い替え需要が一段落したことや、天候不順の影響でエアコンなどの販売が思ったように伸びなかったことが主な理由です。
日本電機工業会は「先月の国内出荷額自体は過去10年間の平均水準は上回っていて、消費者の購買意欲が下がっているわけではないとみている。7月に入ってからは暑い日が続いているのでエアコンなどの売れ行きが回復し、今月はプラスに転じるのではないか」と話しています。