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「意思疎通できない人刺した」

07月26日 20時56分

「意思疎通できない人刺した」

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26日未明、相模原市の知的障害者施設で入所者などが刃物を持った男に次々に刺され、19人が死亡、26人がけがをした事件で、殺人未遂などの疑いで逮捕された施設の元職員の男は調べに対し「意思の疎通ができない人たちを刃物で刺した」などと供述していることが警察への取材でわかりました。
警察は、事件の動機などを詳しく調べることにしています。

26日午前2時すぎ、相模原市緑区の知的障害者の入所施設「津久井やまゆり園」に刃物を持った男が侵入し、入所者などが次々に刺され、警察と消防によりますと、いずれもこの施設の入所者で、19歳から70歳までの男女あわせて19人が死亡し、26人がけがをしたということです。
警察は、近くに住むこの施設の元職員、植松聖容疑者(26)が「私がやりました」と警察署に出頭したことなどから、殺人未遂などの疑いで逮捕しました。
これまでの調べで、植松容疑者が施設に持ち込んだとみられる包丁とナイフはあわせて3本あり、いずれも血がついていたということです。
その後の調べで植松容疑者は「意思の疎通ができない人たちを刃物で刺したことは間違いありません」などと供述していることが警察への取材でわかりました。
また、捜査関係者によりますと、「障害者がいなくなればいいと思った」という趣旨の供述もしているということです。
これまでの調べで、植松容疑者は入所者が生活する東棟の1階のガラスを割って侵入し、その後、東棟と西棟の2つの建物を移動しながら入所者を次々に刺した疑いがあるということです。
また、「結束バンド」も持ち込み、施設の職員を縛った疑いがあるということです。
警察は、今後、容疑を殺人に切り替え、事件に至るいきさつや動機などを詳しく調べることにしています。

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