バングラデシュ 武装の男ら9人殺害 人質事件とつながりか

バングラデシュ 武装の男ら9人殺害 人質事件とつながりか
日本人7人が犠牲になる人質事件が起きたバングラデシュの首都ダッカで、26日、現地の警察がイスラム過激派の潜伏先を捜索し、武装した男ら9人を銃撃戦の末に殺害しました。警察は、男らが人質事件の容疑者らとつながりがあった可能性があるとみて捜査を進めています。
バングラデシュの首都ダッカ西部のアパートで、26日午前6時ごろ、日本時間の午前9時ごろ、警察の特殊部隊と武装グループの間で激しい銃撃戦となりました。
警察の発表によりますと、このアパートの部屋はイスラム過激派の潜伏先となっていて、ダッカでテロを計画しているという情報を受けて捜索に入ったもので、銃撃戦の末に男ら9人を殺害し、1人を拘束したということです。武装グループは、アラビア語で「神は偉大なり」を意味する「アラー・アクバル」と叫びながら応戦し、部屋からは大量の武器や爆発物が見つかったということです。
ダッカでは、今月1日、武装グループが飲食店を襲撃し、日本人7人を含む20人以上が死亡する人質事件が起きています。
警察は、男らの部屋から見つかった武器が先の人質事件で使われた武器と似ていることなどから、男らが人質事件の容疑者らとつながりがあった可能性があるとみて、背後関係などの捜査を進めています。