フランスの教会で人質事件 神父が死亡 テロか

フランスの教会で人質事件 神父が死亡 テロか
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フランス北部にあるキリスト教の教会で26日、刃物を持った男2人が、神父や信者などを人質にとって立てこもりました。男らは、警察の特殊部隊に射殺されましたが、人質のうち神父が死亡し、もう1人が重体となっており、検察当局がテロ事件とみて捜査しています。
フランス北部のノルマンディーにあるキリスト教の教会で、26日朝、刃物を持った男2人が押し入り、神父や、ミサのため集まっていた信者など合わせて5人を人質にとって立てこもりました。
男らは1時間余りたって外に出てきたところを教会を取り囲んでいた警察の特殊部隊に射殺されましたが、人質のうち84歳の神父が死亡し、もう1人が重体となっているということです。
男らの人物像や動機などについては明らかになっていませんが、フランスの検察当局は、テロ事件とみて捜査しています。
また、オランド大統領とカズヌーブ内相がそろって現場を訪れ、警察の特殊部隊のメンバーや付近の住民などから話を聞くなどしています。
フランスでは、今月14日に南部のニースで花火の見物客が集まる遊歩道に大型トラックが突っ込み、84人が死亡するテロ事件があったばかりで、フランス全土に非常事態宣言が出されているなかで再び起きた今回の事件に衝撃が広がっています。