援助交際をしてくれるパパを得て、生活を豊かにする。そんな“パパ活”を斡旋する高級愛人クラブが活況を呈している。女は容色でランク付けされ、最上級となれば、会うだけで10万円! そんなクラブにNHKの現役アナウンサーが登録していたというのだ。
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一級建築士の父、幼稚園にパート勤めの母に育てられた件の女子アナ(25)が出身地の東京を離れ、NHK室蘭放送局に勤めることになったのは、昨年4月。夕方の「ほっとニュース北海道」などに出演してきたが、
「正式には『契約リポーター』の肩書きで、給料は手取り15万円ちょっと。スポーツ選手好きで、東京で生活していたときは飲み会をよくやっていました。押しなべて、上昇志向がかなり強いという評価ですね」
とは、さるNHK関係者。
「ある飲み会で一緒になったことがありますが……」
と別の関係者が後を受け、
「この日は個室が取れなくて、他のお客さんからも見える席に私たちは座っていました。それが気に入らなかったのか、彼女はやって来て早々に、“え、見られちゃうのに、個室じゃないんだ?”と言い募ったんです。みんなは空気を読んで、苦笑いしていましたけど」
とまれかくまれ、この冬のことである。“25歳アナによく似た女”が、「ユニバース倶楽部」の札幌支店に登録したという。
“デートクラブ”を名乗るこの組織は全国10カ所に本支店をもち、ホームページではこう謳っている。
〈会員制の安全な枠組みの中で愛人募集・パパ募集・パパ探し(パパ活)を提供する合法な組織です〉
要するに、金銭面で余裕のない女性をサポートしてくれる男性を紹介する場。女性会員は容姿によって4段階の格付けがなされ、最上級「ブラック」クラスの女性ともなれば、会うだけで10万円、“交際”には最低でも50万円がかかる。
“彼女”が倶楽部に登録した折に撮影された動画は20秒と短い尺ながら、女の魅力を伝えるには十分だ。ストラップの付いた肌色のハイヒールに焦点を定めたカメラは美麗な脚を舐めるように溯上し、ソファに姿勢よく収まる女を捉える。ポルノもかくや、扇情的なアプローチだ。
「初めまして山内玲子と申します。小さい頃から華道をやっています。あと最近ゴルフを始めました。素敵な優しい方と出会える事を楽しみにしております。どうぞよろしくお願い致します」
と挨拶し、一礼。滑舌の良さから察するに、アナウンス技術の指導を受けたことが推察される。
これに加え、店側がまとめたプロフィールには、
〈職業:アナウンサー/某テレビ局で働かれており、ご覧になられた事がある方もいらっしゃるかもしれません〉
などと記されている。その一方で、NHKのホームページには【趣味】として、
〈高校から華道を始め、学生時代は花屋でアルバイトをしていました。お花を見ていると癒やされます〉
とあり、動画での発言と重なる。既に倶楽部を退会しているが、倶楽部の事務局が階級を「ブラック」に認定したという山内玲子は、NHKの現役女子アナなのか。
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