障害者施設殺傷 議長宛ての手紙受け取った経緯を衆議院が説明
相模原市の知的障害者施設で入所者などが刃物を持った男に次々に刺され、19人が死亡、25人がけがをした事件で、衆議院の向大野事務総長は記者会見し、ことし2月に、議長公邸で植松容疑者から大島議長宛ての手紙を受け取った経緯などを説明しました。
それによりますと、植松容疑者は、2月14日の午後3時25分ごろ議長公邸を訪れ、正門脇のインターフォンを通じて「大島議長宛ての書簡を渡したい」と申し出たということです。
議長公邸の職員が応じられないと伝えると、植松容疑者は、地面に土下座するなどしたため、公邸の警備の警察官が職務質問したところ、この日は、そのまま立ち去ったということです。
しかし、翌15日の午前10時20分ごろ、植松容疑者は、再び手紙を持って現れ、公邸の職員が手紙を郵送するよう話したり、警備の警察官が公邸の前から移動するよう求めたりしても、全く応じませんでした。このため、衆議院側で対応を協議し、午後0時半ごろ手紙を受け取ると、植松容疑者はようやくその場を立ち去ったということです。
手紙は、犯罪を予告するような内容が書かれていたため、衆議院の事務局が警察に通報し、提出したということです。そして、その翌日、警察から衆議院に対し「本人に対しては、『これ以上東京に出向いて、そういうことを起こすな』と厳しく話した。しばらくの間、動静を見守っていく」という連絡があったということです。
向大野事務総長は「今回の事件は大変遺憾であるが、衆議院としては、こうした書簡は軽々に扱わず、しっかり対応している。今回も、すぐに大島議長の指示をあおいで警察に連絡しており、適切な対応だったと考えている」と述べました。
議長公邸の職員が応じられないと伝えると、植松容疑者は、地面に土下座するなどしたため、公邸の警備の警察官が職務質問したところ、この日は、そのまま立ち去ったということです。
しかし、翌15日の午前10時20分ごろ、植松容疑者は、再び手紙を持って現れ、公邸の職員が手紙を郵送するよう話したり、警備の警察官が公邸の前から移動するよう求めたりしても、全く応じませんでした。このため、衆議院側で対応を協議し、午後0時半ごろ手紙を受け取ると、植松容疑者はようやくその場を立ち去ったということです。
手紙は、犯罪を予告するような内容が書かれていたため、衆議院の事務局が警察に通報し、提出したということです。そして、その翌日、警察から衆議院に対し「本人に対しては、『これ以上東京に出向いて、そういうことを起こすな』と厳しく話した。しばらくの間、動静を見守っていく」という連絡があったということです。
向大野事務総長は「今回の事件は大変遺憾であるが、衆議院としては、こうした書簡は軽々に扱わず、しっかり対応している。今回も、すぐに大島議長の指示をあおいで警察に連絡しており、適切な対応だったと考えている」と述べました。