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障害者ら刺され19人死亡 相模原の施設に刃物男 26歳元職員逮捕

相模原の施設で多数死亡 敷地内で警官と話す関係者
刃物を持った男が侵入し、多数の死傷者が出た相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」。関係者とみられる人物が敷地内で警察官と話をしていた=26日午前6時54分
Photo By 共同 

 26日午前2時45分ごろ、相模原市緑区千木良、知的障害者施設「津久井やまゆり園」に「刃物を持った男が侵入してきた」と神奈川県警に通報があった。警察当局や相模原市消防局によると、刺されるなどして現場で19人が死亡。ほかに20人が重傷を負い、残る5人が軽傷とみられる。県警は殺人未遂と建造物侵入の疑いで、午前3時すぎに津久井署に出頭した現場近くに住む元職員植松聖容疑者(26)を逮捕した。

 県警によると、植松容疑者は「ナイフで刺したことに間違いない」と容疑を認め「障害者なんていなくなってしまえ」との趣旨の供述をしている。県警は経緯や動機を調べ、事件の全容解明を進める。

 東京医大八王子医療センターによると、重傷者のうち同センターに搬送された男女4人はいずれも意識不明。首に刺し傷があり、胸や腕などにも複数の傷があった。北里大病院にも13人が運ばれ、首に傷があった。

 植松容疑者は車で出頭し、複数の包丁やナイフが入ったかばんを所持していた。血が付いた物もあった。現場の施設は1階の窓ガラスが割れ、近くにハンマーが落ちていたという。

 神奈川県によると、植松容疑者は2012年12月から施設に勤務し、今年2月に退職した。施設の定員は160人。4月末時点で、19〜75歳の149人が長期滞在していた。個室に1人か2人が入所し、全員が支援の必要度を示す6段階の区分のうち、重い方の「4〜6」に該当する知的障害だった。約40人が60歳以上とみられる。敷地は約3万平方メートル。

 現場はJR中央線の相模湖駅から東約2キロ。山に囲まれた住宅地で、近くに市立小学校もある。

[ 2016年7月26日 10:45 ]

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