蹴球探訪
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【首都スポ】高校野球 八王子、悲願甲子園へあと1 赤点クン保條が満天打2016年7月26日 紙面から
◇西東京大会 八王子学園八王子8−6創価第98回全国高校野球選手権(8月7日から15日間、甲子園)は25日、西東京で準決勝を行い、初優勝を目指す八王子学園八王子が8−6で創価を破って、2007年に創価に敗れて準優勝して以来9年ぶり3度目となる決勝に進出した。2年連続で準優勝の東海大菅生は4−2で日大三を振り切った。ともに“3度目の正直”がかかる決勝は27日に神宮で行われる。神奈川は、横浜など8強が出そろった。26日は千葉、茨城で代表校が決まる。 あの清宮の早実を倒した八王子学園八王子が、準決勝も大接戦で制した。初回に先制したが、創価に3回と7回、2度追いつかれる展開。7回、決勝の適時打を放ったのは4番の保條友義右翼手(3年)。この日、先制適時打も含め4打数4安打2打点と大当たり。しかも、4安打はすべて違う4投手から打った。 会心の決勝打は6−6の7回無死二塁。「監督が口パクで『頼むぞ』と言っているのが見えた。打ったのは真ん中のスライダー」と保條。打球は左前へ。椎原が生還し、追い上げムードの相手を突き放した。 安藤徳明監督(54)は「(左打者の)保條は元々気持ち良く引っ張りたいタイプだったが、これまでの試合で常に外角を攻められ、調子を落としていた。昨日、本人と話をして『踏み込んで逆方向にフルスイングしていこう』と決めたら、1打席目から当たってしまった」とにっこり。本人も「決めたことでコンパクトに振れた」と、してやったりだ。 八王子は1998年、07年と2度準優勝したものの、甲子園にはまだ出ていない。その07年の決勝の相手が創価だった。保條は「早実に勝った日の夜、父が『9年前に負けてるんだよ、創価に』って教えてくれた」。救援した米原大地投手(2年)も「学校に入学したときに、You Tubeで調べていたら9年前の映像が出てきて知ってました。試合前にはみんな(早実に続いて)次もリベンジだって分かっていた」と明かした。 2度のリベンジを果たした八王子。決勝の相手は第1シードの東海大菅生。八王子は第2シードで順当な組み合わせとも言えるが、保條は「名前負けしないよう頑張りたい。菅生とは昨年秋に練習試合をしたが、実は僕は数学と古典の試験で赤点を取ってしまい、メンバーを外されてしまってたんです」といい、当時試合に出られなかったという。決勝進出の原動力になった“赤点クン”が次の決戦も大暴れする。 (山内明徳) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。 PR情報
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