ポケモンGO 長崎市 平和公園などの除外求める

ポケモンGO 長崎市 平和公園などの除外求める
世界中で人気を集めているスマートフォンのアプリ「ポケモンGO」について、長崎市は、平和公園周辺の施設をゲームができる場所から除外するよう、ゲームの開発会社などに求めたことが分かりました。
ポケモンGOでは、アイテムを入手したりポケモンを育てたりできる場所があらかじめ設定されていて、ゲームのプレーヤーは表示された地図を見ながらこうした場所を探します。
長崎市によりますと、この設定が、平和公園周辺の平和祈念像や原爆資料館、それに慰霊碑など10か所余りにもされていたということで、市は「平和公園は慰霊の場で、ゲームには似つかわしくない」として、25日、ゲームの開発会社などにメールを送り、設定から外すよう求めました。
開発会社側から具体的な対応などの回答はまだ寄せられていないということで、長崎市平和推進課の大久保一哉課長は「平和公園は被爆の実相を知り、祈るための場所なので、トラブルや事故が起きる前に設定から外すよう依頼しました」と話しています。

長崎市の対応について、平和公園を訪れた市内の50代の女性は「原爆の犠牲者や遺族のことを考えると妥当な判断だと思います」と話していました。
一方、公園でポケモンGOをしていた30代と20代のカップルは「この場所でゲームをしても、特に問題はないと思います。経済効果もありますし、公園内は路上でプレーするよりも安全だと思います」と話していました。