深海の生物たち!
海には非常に多くの生物が生息しています。その中でも深海は人間の調査が進んでおらず、毎年多くの新種が発見されています。深海は浅海とは全く異なる環境で地上より宇宙に近いとすらいわれています。そんな深海に暮らす生物はまるで宇宙生命体のような奇妙な姿をしているものも多いのです。
今回は不思議でロマンあふれる深海生物についてご紹介します。
1.マルス・オルトカンナ
画像:wikipedia
マルス・オルトカンナは深海に住むクラゲの仲間です。釣鐘のような器官は泳ぐために使用しています。私たちがよく知るクラゲとはかなり異なった姿をしています。
2.オニイソメ
画像:wikipedia
オニイソメは待ち伏せして近づいてきた獲物を5本の触手で捕らえます。その攻撃速度から攻撃時に獲物が真っ二つに切断されることもあるようです。グロテスクな上に体長3メートルほどにまで成長します。
3.オオグチボヤ
オオグチボヤはホヤの仲間で人が大きな口を開けているように見えることからこの名前が付けられました。栄養の少ない深海で効率よくエネルギーを得るために入水孔が大きくなったといわれています。
4.ヤマトトックリウミグモ
ヤマトトックリウミグモはウミグモの仲間で非常にグロテスクな見かけをしています。体が小さすぎるため内臓や生殖器が肢の中に収納されています。
5.メンダコ
画像:halboor.com
メンダコは深海に生息するタコの仲間で私たちがよく知るタコとは異なる形状をしています。メンダコは他のタコと違い肢を自在に動かすことはできません。栄養の少ない深海で体力消耗を抑えるためと考えられています。
6.アトラクラゲ
画像:naver.jp
アトラクラゲは22本の触手を持つクラゲの仲間です。UFOのような奇妙な形に反してとても美しい発光を見せます。
7.ブラックドラゴンフィッシュ
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まさにエイリアンのようなこの魚はアンコウのように発光する器官を使い獲物を捕食します。見かけに反して性格はおとなしいそうです。
8.ミツクリザメ
画像:ianimal.ru
ミツクリザメは深海に生息するサメですが非常に奇妙な顔つきをしています。全長は6メートルに達し、その突起で海底の獲物を探し、飛び出す顎で捕らえます。
9.ヒレナガチョウチンアンコウ
ヒレナガチョウチンアンコウは名前のとおり非常に長いヒレを持っています。他のアンコウのように頭のルアーを使って魚を捕らえますが、発光バクテリアを共生させるスペースがないため発光はしないと考えられています。
10.センジュナマコ
画像:niwa.co.nz
センジュナマコは肢のような突起を持ち、それを収縮させることで歩行が可能な深海生物です。海底の泥に含まれる有機物を食べているといわれています。英名は「sea pig(海の豚)」と呼ばれています。
11.ラブカ
ラブカは深海に生息するサメの仲間です。非常に原始的な体の構造をしているため「生きた化石」と呼ばれています。体長は2メートルほどで蛇のように体を伸ばすことで獲物を捕食します。繁殖期はなく、妊娠期間が3年間と長いという特徴を持っています。
12.デメニギス
デメニギスは頭部が透明で、筒状の眼が特徴的な深海魚です。捕食時以外に活発に泳ぐことはあまりなく、基本的には深海に漂って生活しています。眼を回転させながら獲物と自分の距離を測ります。
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13.クラゲダコ
クラゲダコは名前のとおりクラゲのような透明な体を持つタコの仲間です。体長は30センチほどで筒状の赤い眼を持っています。
14.タコクモヒトデ
タコクモヒトデは非常に奇妙な形状をしたヒトデの仲間です。深海でサンゴなどの周りの生物に絡まりながら生活しています。詳しい生態はわかっていませんが、一度何かに絡みつくと自力では外すことができないと考えられています。
15.ブロブフィッシュ
画像:reddit.com
ブロブフィッシュはイギリスにある動物保存協会によって「世界一醜い魚」に選ばれました。日本でも「バカボンのパパ」や「おじさん」など散々な呼ばれ方が定着しています。その見かけからブサカワ深海魚として多くのファンに愛されています。
16.ハチェットフィッシュ
ハチェットフィッシュは体長10センチほどのおとなしい魚ですが、そのルックスは非常にグロテスクです。普段は小型の甲殻類などを捕食しています。
17.ダルマザメ
画像:tumblr.com
ダルマザメは深海に生息する体長30~50センチほどのサメの仲間です。ダルマザメはクジラなどの大型生物に対しても積極的に攻撃する獰猛な性格の持ち主で、咬みついたまま体を回転させることで生きたまま肉を抉り取ります。
18.ウロコフネタマガイ
画像:radiocluj.ro
ウロコフネタマガイは鉄でできた貝殻を持つ、深海に生息する貝の仲間です。この貝は海底から熱湯が噴き出す過酷なエリアに適応しています。貝殻が鉄でできているため磁石にもくっ付きます。
19.コウモリダコ
コウモリダコは深海に生息しており、肢にはコウモリの羽のようなヒレを持っています。積極的に獲物を捕食することはなく、死体などを食べていると考えられています。コウモリダコはイカでもタコでもなく、その祖先に当たる仲間だといわれています。
20.ベンテンウオ
ベンテンウオは体長40センチほどの深海魚で非常に薄い体をしています。背と腹に膜のようなヒレを持ち、敵に襲われたときにはこのヒレを開いて威嚇し身を守ると考えられています。非常に珍しい魚で生態はほとんどわかっていませんが、稀に捕獲されたマグロの胃の中から見つかります。
21.ポンペイワーム
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ポンペイワームは深海の熱水噴水孔付近で見つかった生物です。80度までの水温に耐えられるといわれており、最も暑さに強い生物だと考えられています。
22.キタノクジャクイカ
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キタノクジャクイカは非常に奇妙な姿をしたイカです。鳥のフクロウのような眼や、ニワトリのトサカのような肢を持っています。さらに体長は50センチと比較的大きめです。
23.スクイッド・ワーム
スクイッド・ワームは体長3センチほどの小型の深海生物ですが、非常にグロテスクな姿をしています。スクイッド・ワームは積極的に捕食はせず、プランクトンの死骸や排泄物を食べて生きていることがわかっています。
24.フクロウナギ
フクロウナギはフクロウナギ科に属し、現在では1種のみが確認されている深海魚です。成長すると1メートルほどになり、甲殻類や小型の魚などを捕食していると考えられています。
25.サルパ
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サルパはホヤの仲間に分類され、透明な体に水を通過させる「ジェット推進」で深海を移動します。1個体の大きさは1~10センチ程度ですが、無性生殖によって数百の巨大な群れをなします。有機物を分解し炭素を排出するため、地球の炭素循環にとって重要な役割を担っているといわれています。
いかがでしたか?深海には奇妙な生物がいっぱいですね。深海からは毎年多くの新種が発見されています。さらなる奇妙な生物に会える日を心待ちにしましょう。
出典:wikipedia
安定のバカボンのパパ
見たことないのも結構あった。サルパとかヤバイ。
オニイソメはB級モンスター映画に出てきそう