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衆院議長宛て手紙? 殺害予告のような記述も

事件があった障害者施設、県立津久井やまゆり園(奥)=相模原市緑区で2016年7月26日午前7時42分、長谷川直亮撮影

 相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で26日、入所者ら多数が殺傷された事件で、植松聖容疑者(26)とみられる男が今年2月、大島理森衆院議長宛ての手紙を持参し、衆院議長公邸(東京都千代田区永田町2)を訪れていたことが警視庁への取材で分かった。捜査関係者によると「障害者が安楽死できる社会を」という趣旨の内容が書かれていたという。また、手紙の文面を見た衆院関係者によると、殺害予告のような記述や、津久井やまゆり園を含む複数の施設名が記されていたという。

 手紙には植松容疑者の名前や住所などが書かれており、警視庁は住所地を管轄する神奈川県警津久井署に情報提供したという。

 警視庁によると、男は2月14日に1人で議長公邸を訪れ、警備していた警察官に「議長に手紙を渡したい」と話したが、警察官は手紙を受け取らなかった。男は15日にも訪れ、警視庁は衆議院と相談の上で受け取った。

 手紙はリポート用紙3枚以上に手書きされており、まとまりのない内容もあった。植松容疑者と同じ名前や住所、携帯電話番号が書かれ、津久井やまゆり園の指定管理者を示すとみられる「共同会職員」と記されていたという。

 警視庁は手紙を受け取った日に津久井署に情報提供した。【斎川瞳】

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