少し器用な人なら自分の車を整備したり、点検をしたりすると思います。
自分自身で整備(DIY整備)、点検をするメリットは故障などで立ち往生するトラブルを未然に予防することが出来たり、タイヤやオイルのこまめな点検などでエンジンパワーのロスを防ぎ、燃費効率を上げることができることです。
しかし、DIY整備する人の多くが本当に気になるのは整備費用自体の節約でしょう。もちろん自分で整備すれば工賃はかかりませんし、自分で部品を探せば部品代を安くすることもできますからね。
費用対効果が一番大きいのはバッテリー交換
DIY整備のなかで最も費用対効果が高いと私が思うのはバッテリー交換です。バッテリー交換は作業前にいくつかのポイントをきちんと抑えておけば、作業自体は簡単ですので是非挑戦して頂きたいです。
バッテリー寿命は、はっきり言って予測不能。
バッテリー寿命についてはよく周りから質問されますが、正直言って予測不能だと私は考えています。バッテリーの電圧で見る人がいたり、バッテリー内の比重を測る人がいたり、バッテリーの小窓に交換時期をお知らせするものがついていたり、感覚的にエンジン始動維持にセル(エンジンスタートさせる電気モーター)の反応が弱いと判断したり、クーラーの効き具合で判断したり・・・諸説ありますが長年車に乗ってきて「コレだ!」というものはありませんでした。
特に最近のバッテリーは種類が多く、性能、寿命の差はバラバラです。予測が難しく、昨日まで兆候がなかったのに急に突然性能を失い、エンジンが掛けられなくなったという話はよく聞きます。
私は使用年数で判断、交換しています
私の場合は4年使用したら交換としています。ひょっとしたらまだまだ使えるかもしれませんが、そこはいさぎよく交換します。なぜなら、上記のように昨日まで問題なく使えていたのに今日使えなくなる。朝出掛けるときは大丈夫だったのに帰りにはエンジンがかけられない。なんてことがありえます。
よく、「まだまだ使えるのに車検に出したらバッテリーを交換するように言われたが換えたほうがいいの?」なんて相談を受けますが、自分で判断基準がない以上人任せにするしかないのがバッテリーの現実です。交換せずに1年持つかもしれませんし、交換しなかった為に3日ほどしか持たないかもしれません。実際プロでも判断は非常に難しいです。本当の寿命を迎えてしまうと車は動けなくなってしまいますから、信用できるプロから勧められた時か自分の判断で、転ばぬ先の杖として交換しておくのが良いです。
私が4年で交換するのは、これまでの経験で5年目あたりにトラブルが多かったのと、「2回車検を受けたら交換」と時期を把握しやすいからです。
ネット通販でバッテリーを購入しよう
DIYで交換する場合、購入先で一番安く購入できるのはネット通販でしょう。購入にはコツがあるのでご紹介します。
ここでは例として『トヨタ・アルファード』のバッテリーを交換したいとします。
自分の車の車体形式を確認しましょう
車体形式はエンジン排気量や2WD、4WDなどで違いますので確認して おきましょう。GooのカタログページやCarsensorのカタログページで調べることができます。
⇓カタログページリンクです⇓
新車・中古車をカタログ・スペックから徹底比較|Goo-net自動車カタログ
ここでは調べた結果『DBA-ANH20W』だったとします。
バッテリーの適合表を見て ”バッテリー形式” を調べても良いですが、簡単な検索方法として普通は楽天やAmazonの検索欄に『ANH20W バッテリー』と入力して検索します。すると安いものから高いもの、国産メーカーや聞いたこともないような海外メーカーの商品ががずらっと出てくるので、あなたはきっとどれが良い選択肢なのかわからず悩んでしまうでしょう。
私の場合、まず海外メーカーや聞いたことがないメーカーの商品はまず買いません。バッテリーの場合、当たりハズレが大きいからです。過去に海外製バッテリーを購入した経験からお話ししますと、まず1ヵ月程で充電できなくなりました。保証があったので交換対応してもらいましたが、ダメ商品はダメ商品だったので、また翌月にはバッテリー上りが発生。非常に困りましたし、何度も付け外し作業をするなど時間を無駄にしてしまいました。
でも、国産バッテリーは高いと思うでしょう?ところがうまく検索すれば安く購入することができるのです。
中でもオススメしたいのがパナソニックのカオスというバッテリーです。このバッテリーは品質が最高なのにもかかわらず値引率が非常に高くお買い得な商品なのです。
オススメする理由はまず、バッテリーの型番号(性能や大きさ、プラスマイナス端子の向き等がわかる番号)の内一番前2桁はバッテリーの性能を表す数字で、数字が高くなるほどエンジン始動性能や容量が高性能になっていきます。
今回のアルファードの場合標準は55です。ところがカオスというバッテリーの性能番号は100です。つまり、寒冷時にもエンジンがかかりやすく容量にも余裕があります。そして限界値が高いという事は日々の負担も小さく高寿命だと言えます。
検索結果から早速探すと、上の写真では検索結果2番目に出てきていますね、¥24,531。他の検索結果と比べると割高です。
では下の写真を見てください。
なんと!同じ商品が¥11,700で販売されています。
¥12,831もお得です!!
ここでは検索キーワードを先程の検索結果画面パナソニックの商品番号『N-100D23L/C5』というキーワードをコピペして検索窓で検索し直しただけです。商品は全く同じものです。実際調べて頂ければわかると思いますが、海外製バッテリーにも匹敵するような超お買い得価格です。
これはネット通販で買い物をする場合、ほとんどの物で応用が効く方法です。商品の名前や特徴だけを検索するのではなく、商品番号やアルファベット表記、カタカナ表記、略称なんかでも検索をかけてみましょう。色々なキーワードで検索を試すと違った結果が出てきて本当に安く購入できる店を見つけることができますよ。
バッテリー交換作業は事前確認項目がある
バッテリー交換をする作業方法は「アルファード ANH20W バッテリー交換」とGoogleやYahooなどでインターネット検索してみましょう。マイナス端子側から外す、バックアップ機器を使ってオーディオの設定を消さないようにするなど、ノウハウを写真や動画付で説明してくれているサイトが見つかるはずです。
アルファードの場合、バッテリーを交換した直後はアイドリングが安定しないので直後はアイドリング状態を続ける(10~20分程アイドリングすれば正常になる)という儀式があるようです。
メーカーや車種によってはパワーウィンドウや横すべり制御機能等の再設定操作を行う必要がありますので、作業にかかる前にはすこし時間をとって『車種名 形式 バッテリー交換』というキーワードでGoogleやYahooなどを使い、インターネット上を検索してバッテリー交換手順を確認しておくほうが良いでしょう。作業自体は順にそってパワーウィンドウを全開、全閉にする。ハンドルを目一杯左右に切るというといった簡単な作業です。
また、トヨタの純正ナビで一度電源を落とすと再起動時にパスワードが必要なものもありました。こういうものは事前にパスワードを確認しておきましょう。自分でパスワードを設定していない場合は説明書や販売店に確認してみましょう。
以上、インターネットの検索機能をうまく使えば数万円費用が節約できる方法でした。
バッテリー交換作業は感電やショート(故障)する恐れがあるのでしっかり事前準備、予習をして、作業を行いましょう。
不人気車も選び方を工夫すればすごく得をします。私の友人、ジョージマンさんのブログ
不人気車に愛を。を読んで参考にしてみてください。