調布の小型機墜落から1年 原因究明急ぐ
k10010608571_201607260605_201607260607.mp4
去年、東京・調布市の住宅街に小型機が墜落し、3人が死亡した事故から26日で1年になります。国の運輸安全委員会のこれまでの調査ではエンジンやプロペラに異常は見つかっておらず、委員会は、シミュレーターを使って当時の状況を再現するなどして原因の究明を急ぐことにしています。
1年前の7月26日、東京・調布市の住宅街に小型プロペラ機が墜落し、住宅にいて巻き込まれた女性と、機長や同乗者の合わせて3人が死亡したほか、5人がけがをしました。
国の運輸安全委員会は、事故機のエンジンやプロペラをアメリカのメーカーに送り、分解して内部を確認しましたが、部品の緩みなど事故につなるがる異常は見つかりませんでした。また、事故機には高度や速度などを記録するフライトレコーダーも搭載されておらず、調査は難航しています。
このため、運輸安全委員会は、現場付近で撮影された映像を基にJAXA=宇宙航空研究開発機構のシミュレーターを使って、離陸したものの、ほとんど上昇しなかった当時の状況を再現して調査を行っています。この中では、プロペラの羽根の角度や機体に浮く力を与えるフラップの位置などがどのような状態だった可能性があるか調べているということで、運輸安全委員会はこの結果も踏まえて原因の究明を急ぐことにしています。
国の運輸安全委員会は、事故機のエンジンやプロペラをアメリカのメーカーに送り、分解して内部を確認しましたが、部品の緩みなど事故につなるがる異常は見つかりませんでした。また、事故機には高度や速度などを記録するフライトレコーダーも搭載されておらず、調査は難航しています。
このため、運輸安全委員会は、現場付近で撮影された映像を基にJAXA=宇宙航空研究開発機構のシミュレーターを使って、離陸したものの、ほとんど上昇しなかった当時の状況を再現して調査を行っています。この中では、プロペラの羽根の角度や機体に浮く力を与えるフラップの位置などがどのような状態だった可能性があるか調べているということで、運輸安全委員会はこの結果も踏まえて原因の究明を急ぐことにしています。
警視庁も原因究明に向け捜査
今回の事故について、警視庁は、離陸前後の小型機の映像の解析や当時の機内の状況を調べるなどして、墜落した原因の解明に向けて捜査を進めています。
警視庁は、当時の状況などから離陸の過程で機体にトラブルが起きた可能性があるとみて調べていますが、国の運輸安全委員会がエンジンについて分解して調査したところ、これまでに内部の部品にはゆがみや欠損など外見上の異常は見つからなかったほか、気温が高かったことなどによる熱の不具合も確認されなかったということです。
また、警視庁によりますと、小型機に乗っていて、けがをした人は機内の状況について、「離陸前はスムーズで、異常は感じなかったが、まもなく機体が左右に小さく揺れて墜落した」などと話しているということです。
警視庁は、離陸前後の小型機の映像を解析するとともに、当時の機内の状況を調べるなどして、墜落した原因の解明に向けて捜査を進めています。
警視庁は、当時の状況などから離陸の過程で機体にトラブルが起きた可能性があるとみて調べていますが、国の運輸安全委員会がエンジンについて分解して調査したところ、これまでに内部の部品にはゆがみや欠損など外見上の異常は見つからなかったほか、気温が高かったことなどによる熱の不具合も確認されなかったということです。
また、警視庁によりますと、小型機に乗っていて、けがをした人は機内の状況について、「離陸前はスムーズで、異常は感じなかったが、まもなく機体が左右に小さく揺れて墜落した」などと話しているということです。
警視庁は、離陸前後の小型機の映像を解析するとともに、当時の機内の状況を調べるなどして、墜落した原因の解明に向けて捜査を進めています。