僕は、浜松町のとあるバルで開かれた合コンに行ってきました。
そこでは、世にも恐ろしい話がなされていました。
「結婚できない!」「いい男がいない!」
と嘆くアラサーの女性達は多いのですが、彼女達は何故結婚できないのでしょうか。
彼女達の生の声を聞いてました。
合コンでの会話@浜松町のバル
◯職業について
カナ「タカシさんは、仕事、何してるんですか?」
タカシ「俺は、商社マンだよ」
カナ「え?商社って、広くない?どこにあるの?総合ですか?専門ですか?」
タカシ「いやいや、質問多すぎる!まだ内緒。でも、そんなに職業って大事?」
カナ「大事だよ〜。ほら、私、幹事だから、友達にはいい男と付き合って欲しいし」
タカシ「カナちゃんはめっちゃいい娘だね。だけど、あまり素直になんでも聞くと、ハイスペ男子は引いちゃうかもよ」
カナ「でも、私、もう仕事に疲れちゃって、結婚して、専業主婦になりたいんですよ」
タカシ「そかそか。じゃあ、みんなは、男にどれくらいの年収を求めるの?」
カナ「リエって、本当に心が綺麗だから、男の人の年収とかこだわらないよね。」
リエ「そうなんです。お金より、性格ですね」
タカシ「じゃあ、年収300万円の男でも愛せる?」
リエ「いやいや。300って、女でも稼げるじゃないですか笑」
タカシ「じゃあ、500くらい?」
リエ「いや、無理です」
タカシ「600なら?」
リエ「うーーん。まぁ仕方ないかな」
カナ「でしょ〜〜。リエって、超いい女!」
タカシ「じゃあ、トモちゃんは?」
トモコ「年収だと難しいんですよね。だって、お金なんて、時間をかければ誰だって稼げるじゃないですか。」
タカシ「じゃあ、何が欲しいの?」
トモコ「やっぱり、弁護士とか、医者とか、会計士とかがいいですね」
タカシ「安定が欲しいの?」
トモコ「そうですね。同い年くらいだとやっぱり最低1000万円。40歳までに年収2000万くらいが約束された職業がいいわね。」
カナ「え?でも、やっぱり、今お金持っている男の方が良くない?」
◯好みの男性について
タカシ「お金さえあれば、他には何もなくていいの?」
カナ「やっぱり、30代のそこそこのイケメンで、自分がヒールを履いても大丈夫なくらいの身長はあって、性格が合う人がいいよね。」
トモコ「あ!もちろん、フリー(独身、彼女ナシ)な人じゃないとダメだけどね」
ここまで言いたい放題の彼女達ですが、その結婚要件を満たす男性は、日本に一体どれくらいいるのでしょうか。
日本には、30代男性は、900万人ほどいます。
そのうち、そこそこのイケメンというのは上位5%だと仮定します。
控え目な、リエちゃんでされ、年収600万円以上とのことですが、これは、30代男性の19%に留まります。
10センチのヒールを履いても大丈夫という身長は、175センチ以上をイメージしているだろうから、これは男性の30%になります。
性格が合う人は、きっと10人に1人いれば良い方だから、10%くらいに足切りされます。
30代の年収600万円以上の人のフリーの人は30%もいるけど、きっと上記条件を満たしている素敵な男性は、多めに見積もっても、20%もいれば良いですね。
で、上記を全て含んで計算すると、この条件に合う人は、全国に513人いるということになります。
1億2000万の人口で計算すると、23万3918人に1人はいるという計算になりますので、1日に100人に会うことができる環境に自分を追いやれば、2339日以内(6年半)の間には理想の相手に会えるということになります。
彼女達の平均年齢は33歳でしたので、40歳までには素敵な男性に会える計算になります。
しかし、出会えたからといって、彼が、彼女を愛してくれるとも限りません。
そんな一瞬に備えて、彼女達は涙ぐましい努力をしているのでしょうか。
続きを聞いてきましょう。
◯週末編
タカシ「週末は何やってるの?」
トモコ「う〜ん。だいたい朝まで飲んでるかな」
タカシ「それだと、昼間に出かけられなくない?」
トモコ「そうなんです。だから、ランチとか、眠くてキツいよね」
スポーツをして体を鍛えるでもなく、飲み明かしているのです。
なんと意識が低いのでしょうか。
酒飲みの女を娶るハイスペ男などこの世にはいません。
よく見ると、お腹はタルタルです。
塗りだくったファンデーションからは、毛穴が見え隠れしているます。
完全に、女性ホルモンが乱れていますね。
さすがの男性陣も限界のようですね。
会計の時がきました。
◯会計編
ゴッホ「それでは、女性2000円、男性6000円でお願いします」
カナ「ちょっとトイレ行ってきます♡」
トモコ「あ、ポケモンがいる〜♡」
3分後
ゴッホ「えっと、女性2000円を・・・」
カナ「は?なんで、私たちが払わなきゃいけないのよ!!」
ドゴン!!
合コンで33歳の女子から2000円タカシたらグーで殴られた
— ゴッホ (@goph_) 2016年7月24日
タカシパイセンの前だったのでさすがに2千円は取らないと殺されると思って緊張した https://t.co/xeGTq84kwT
— ゴッホ (@goph_) 2016年7月24日
いかがだっただでしょうか。
これが、東京恋愛市場の現実なのです。
若い女をチヤホヤする男が世に溢れ、モテを経験した女達は、やがてアラサーへと変化し、落ちた市場価値を認められないでいるのです。
自分たちだけの世界観を創り上げて、その中だけの価値観で生活している「タラレバ娘」達が、自分に釣りあう男性を見つけられる日は来るのでしょうか。
そんな東京恋愛市場に変えるべく、僕は日々執筆活動に勤しむことにします。
現場からは以上です。