習近平主席「国際秩序に挑戦する気はない」
中国の習近平国家主席は、アメリカのオバマ政権で安全保障分野を担当するライス大統領補佐官と会談し、「中国は今の国際秩序や規則に挑戦する気はない」と述べて、南シナ海の問題などで、アメリカを含む国際社会との対立を望まない考えを強調しました。
中国の習近平国家主席は、北京を訪れているホワイトハウスのライス大統領補佐官と25日午後、会談しました。
国営の中国中央テレビによりますと、会談で習主席は「中国は覇権の道を歩まないし、今の国際秩序や規則に挑戦する気もない」と述べて、南シナ海の問題などで、アメリカを含む国際社会との対立を望まない考えを強調しました。そのうえで、「双方は、意見の相違を効果的にコントロールし、互いに核心的利益を尊重すべきだ」と述べて、南シナ海の問題などでの立場の違いが、両国関係全体を揺るがすことがあってはならないという考えを示しました。
また、中国国防省によりますと、軍の制服組トップ、范長竜中央軍事委員会副主席も25日午後、ライス補佐官と会談し、アメリカの最新のミサイル迎撃システム「THAAD」の韓国国内への配備について、「中国の戦略的な安全保障に直接の危害を与える」として配備を取りやめるよう要求したということです。
国営の中国中央テレビによりますと、会談で習主席は「中国は覇権の道を歩まないし、今の国際秩序や規則に挑戦する気もない」と述べて、南シナ海の問題などで、アメリカを含む国際社会との対立を望まない考えを強調しました。そのうえで、「双方は、意見の相違を効果的にコントロールし、互いに核心的利益を尊重すべきだ」と述べて、南シナ海の問題などでの立場の違いが、両国関係全体を揺るがすことがあってはならないという考えを示しました。
また、中国国防省によりますと、軍の制服組トップ、范長竜中央軍事委員会副主席も25日午後、ライス補佐官と会談し、アメリカの最新のミサイル迎撃システム「THAAD」の韓国国内への配備について、「中国の戦略的な安全保障に直接の危害を与える」として配備を取りやめるよう要求したということです。