中国で昨年7月、人権問題に取り組む弁護士らが一斉に拘束されて1年が過ぎた。事件の背景には、人権運動が盛り上がって民衆の共感を呼べば、体制を揺るがしかねないとの習近平(シーチンピン)指導部の危機感があるとみられる。国内外の批判をよそに、当局は締めつけを強めている。
■接見禁止・家族尾行「法治どこに」
事件の調査・批判を続けてきた香港のNPO「中国人権弁護士関注組」は22日、世界各地の弁護士協会や法学者らと連名で「違法に拘束された弁護士らを釈放し、弁護人らへの妨害をやめる」ことなどを求める公開書簡を発表。習近平国家主席あてに送った。
今月4日には、国家政権転覆容…
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朝日新聞国際報道部
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