障害者施設で十数人刺される 2人心肺停止

障害者施設で十数人刺される 2人心肺停止
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26日午前2時半すぎ、相模原市緑区の障害者施設の職員から「刃物を持った男が施設に侵入した」と通報があり、警察が確認したところ、少なくとも10数人の入所者などが刺されたということです。消防によりますと、これまでに2人が心肺停止の状態で、6人が大けがをしているということです。
26日午前2時半すぎ、相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」の職員から「刃物を持った男が施設に侵入した」と通報がありました。警察が現場に駆けつけ、確認したところ、少なくとも10数人の入所者などが刺されているということです。消防によりますと、これまでに2人が心肺停止の状態で、6人が大けがをして病院に搬送されたということです。

警察によりますと、この事件で、午前3時すぎ、男が「私がやりました」と相模原市にある津久井警察署に出頭してきたということで、警察が詳しい状況を調べています。

事件があった「津久井やまゆり園」は相模原市の北の端で、高尾山の南側にある山あいの地域にあります。施設は、相模湖と津久井湖を結ぶ相模川に面しています。JR相模湖駅からは東におよそ2キロほど離れ、周辺には小学校や公民館、診療所などがあります。

津久井やまゆり園とは

津久井やまゆり園のホームページによりますと、津久井やまゆり園は神奈川県が設置し、社会福祉法人の「かながわ共同体」が運営している障害者施設です。障害者の食事や入浴などの介助といった施設入所支援や、日常生活の支援にあわせて、軽作業などの生産活動や創作活動の機会を提供する生活介護を行っているということです。また、一時的な入所サービスの短期入所支援なども行っているということです。敷地面積は3万890平方メートルで、居住スペースや管理スペース、作業スペースなどのほか、グラウンドや屋外プール、体育館なども設けられています。