名曲「島唄」に込めた二つの意味 宮沢和史「恋の歌であり戦争の歌」

2016年7月22日 08:00 文化・芸能 注目 音楽
「島唄」のメロディーと歌詞に込めた意味合いを解説する宮沢和史=那覇市・県立芸術大学

「島唄」のメロディーと歌詞に込めた意味合いを解説する宮沢和史=那覇市・県立芸術大学

 第12回国際小島嶼(とうしょ)文化会議が6月16~20日、那覇市の沖縄県立芸術大学であった。16日は音楽家の宮沢和史が1992年発表の「島唄」の曲と歌詞に込めた二面性の意味合いを海外識者たちに語った。

» ギター1本、路上ライブ “はだしの歌姫” カワミツサヤカさん【アクロス沖縄】

 宮沢は、同曲を歌詞の部分によって琉球音階と普通の音階を使い分けた背景を説明。男女の恋の歌のようだが、実は沖縄戦の情景や歴史的に被支配地域だった島のありさまを歌にしたことを解説した。

 宮沢は「歌の発表時はバブルまっただ中。戦争の歌なんて売れるわけない。だからダブルミーニングの歌を作った。年を経るごとに真意が伝わってきた」と解説した。

 同会議は島しょ地域を抱える国で毎年開催されており、県内では初めて。地域の芸能や文化を研究する大学研究者ら向けの発表があった。

※ 記事・写真の無断転載や複製を禁じます。

沖縄タイムス+プラスの更新情報を受け取る

[文化・芸能] のニュースランキング

元THE BOOMの宮沢和史さん、沖縄民謡を保存・CD化へ 「音楽の力を証明する宝」

「島唄」を国内外でヒットさせたロックバンド「...

名曲「島唄」に込めた二つの意味 宮沢和史「恋の歌であり戦争の歌」

第12回国際小島嶼(とうしょ)文化会議が6月...

GACKTさん「一人の沖縄人として…」 沖縄舞台の映画に主演

沖縄を舞台に吉本興業が製作する映画「カーラヌ...

作者は沖縄の甲子園球児だった! 話題の句「教頭がスルメをひとつ買っていた」

沖縄県立嘉手納(かでな)高校3年の古謝巧真さ...

フィルム映画の灯、沖縄からまた一つ… 「コザ琉映」56年の歴史に幕へ

沖縄県内で唯一、フィルム上映している映画館「...

[音楽] のニュースランキング

元THE BOOMの宮沢和史さん、沖縄民謡を保存・CD化へ 「音楽の力を証明する宝」

「島唄」を国内外でヒットさせたロックバンド「...

名曲「島唄」に込めた二つの意味 宮沢和史「恋の歌であり戦争の歌」

第12回国際小島嶼(とうしょ)文化会議が6月...

ギター1本、路上ライブ “はだしの歌姫” カワミツサヤカさん【アクロス沖縄】

〈それでも、前を向いて立ち向かっていけば傷...

広末涼子さんに三線指導 「上達早い」東風平高根さん

【東京】都内で活動するミュージシャンの東風平...

関連ニュース

最新ニュース速報

7月26日(火) 紙面

最新のコメント

那覇西、踏ん張れ!

tamaki1043 (7月16日 10:51)

前原高校頑張れ!

スコット (7月10日 11:58)

注目のまとめ&トピックス