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独南部アンスバッハで爆発 1人死亡11人負傷 爆破装置の可能性 野外コンサート中止に
【ベルリン=宮下日出男】ドイツ南部アンスバッハの飲食店付近で24日夜(日本時間25日未明)、大きな爆発が起き、独メディアによると1人が死亡、11人が負傷した。地元メディアによると、地元の市長は何らかの爆破装置によって爆発が引き起こされた可能性があるとの見解を示した。警察などが詳しい原因を調査している。
爆発は24日午後10時すぎ、アンスバッハの市中心部にあるワイン・レストランの内部か、店の前の路上で発生した。ロイター通信によると、アンスバッハが所在するバイエルン州内務省の報道担当者も爆発は事故でなく、意図的に引き起こされたとの見方を示した。
爆発の発生後、市中心部は広い範囲で閉鎖され、大量の警官や救急隊員が駆けつけるなど、騒然とした雰囲気に包まれた。警察は特殊部隊も動員。バイエルン州の内務相が現場に向かった。
現場付近では当時、野外音楽祭が3日間の日程で開催され、約2500人が集まっていたが、この爆発で中止となった。アンスバッハは観光地として知られる南部ニュルンベルクから約40キロ西の街。