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2016年7月26日0時35分にできた詩

君は僕のものだ

 

 

月曜はいつだって日曜ではない

こんな当たり前のことが詩にはなる

 

馬にはガソリンが要らない

山には渚がない

 

だが

僕には君が必要だ

 

植物は植物学者を信じていないだろう

花にはもともと名前はない

ライオンは自分がライオンであることを知らない

 

宇宙には完全と居座る星がある

新星は名付け親のものとで現存のものとなる

 

無は永遠と無である

何も無いということはこの世でいちばん幅をきかす

誰の物にもなり得ないからだ

 

だが

君は僕のものだ

 

澄んだ水の色は

と、聞かれたとき

あなたは何と答えるか

 

あなたが明示すればいい

 

不滅なものとは

信じられないということだ

 

すべてのものには限りがある

そしていつか

長い不信は輝きだす

 

終始どこまでも誰もではなかった

誰ひとり

いったい僕は何であったか

 

そんな僕は探した探した探した

和船のように

うねる波の上を小さくシーソーしながら

心に響く言葉を追いかけている

 

隠された秘密のようでは伝わらない

灼熱で伝えよう

 

君は僕のものだ