君は僕のものだ
月曜はいつだって日曜ではない
こんな当たり前のことが詩にはなる
馬にはガソリンが要らない
山には渚がない
だが
僕には君が必要だ
植物は植物学者を信じていないだろう
花にはもともと名前はない
ライオンは自分がライオンであることを知らない
宇宙には完全と居座る星がある
新星は名付け親のものとで現存のものとなる
無は永遠と無である
何も無いということはこの世でいちばん幅をきかす
誰の物にもなり得ないからだ
だが
君は僕のものだ
澄んだ水の色は
と、聞かれたとき
あなたは何と答えるか
あなたが明示すればいい
不滅なものとは
信じられないということだ
すべてのものには限りがある
そしていつか
長い不信は輝きだす
終始どこまでも誰もではなかった
誰ひとり
いったい僕は何であったか
そんな僕は探した探した探した
和船のように
うねる波の上を小さくシーソーしながら
心に響く言葉を追いかけている
隠された秘密のようでは伝わらない
灼熱で伝えよう
君は僕のものだ