中国オタク界隈における7月の新作アニメに関する評価もイロイロと出揃ってきましたが、その中でちょっと面白い刺さり方をしているのが
「甘々と稲妻」

でしょうか。

大人気というわけではないのですが、良い意味で予想外な作品だったなどという声がちょこちょこと出ているようです。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「甘々と稲妻に関するやり取り」
を例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「甘々と稲妻」が悪くない。
てっきり教育アニメだと思っていた。良い意味で予想を裏切られた。

これ、どういうジャンルなんだろうね。
ほのぼの料理アニメとか?

料理を中心とした、父と娘の家族ストーリー……とかそんな感じだろうか。見ていて心が温まる作品なのは確かだ。

「ためになる」「良い話」的な内容なのかと思っていたが、そうじゃなかった。
見終わった後、自分はこういうホッとするアニメが見たかったんだと気付いた。この作品、良いねえ。

まさに癒し系だ。このアニメは久々に来た明確な癒し系アニメだ。

癒しもあるが、俺にとってはハラ減り系だ。夜中に見たらダメだ……

対象年齢の想定が比較的高い作品だと感じた。普通の萌え系とはちょっと違うね。

でも萌えがあるのは間違いない。
女の子(幼)が萌える!

見ていて気分の良い作品だ。思わぬ拾い物だよ。追っかけるの確定だ。

見終わった感想は、心が温かくなったという所だろうか。良い作品になりそうだ。
しかし……見前はロリ萌えアニメだと思っていた自分がちょっと、その……

ロリ萌えでいいんだよ!
俺はこんな娘が欲しい!

恋愛関係ではない、別の意味で「甘い」という作品だな。子供がかわいい、自分も子供が欲しくなる作品。

実は高坂京介が妻を失ったあとに歳の離れた黒髪女子高生新垣あやせと出会うという方向で妄想しようと見始めたのだが普通に良いな、この作品!

すまない……自分もここに杉田智和が入れば多方向NTRですげえ美味しいネタになると思ってしまったんだ……

「姉のおなかをふくらませるのは僕」と似たようなストーリーだと思ったが、この作品も最近の料理作品の流行によって出現した作品なのだろうか。

「甘々と稲妻」の原作が始まったのは「姉のおなかをふくらませるのは僕」より前、「食戟のソーマ」より後くらいかな。「このマンガがすごい!2014」にランクインしていたりと、以前から評価は高かった。
料理系というか、食事系作品のジャンルが盛り上がる中で出て来た作品ではあるけど、飯食って極端な反応を見せる作品が多い中でちょっと違った方向性になっているね。

うまく言えないんだが、とても続きを見たくなるアニメ。
ストーリー以上に、作品の空気に引き付けられるものがあるのかな。

見終わった後に謎の感動が残った。
最近邪な感情ばかりを抱いていた俺の心が浄化される……

スバラシイ。続きを追っかける作品が増えた。
あとは「くまみこ」みたいなエンドにならなければいい。

良い作品になりそうだ。今の所の印象だと「うさぎドロップ」とかも近いよな!

今後の展開が心配になるようなことを言うな!頼むから!!

料理系のアニメって料理を美味しそうに感じられるかでかなり感情移入に違いが出るんだが、この作品は当たりの方だと感じた。

料理に関しては作画よりも演出の方が影響しているように思う。
この作品は作り方やキャラの反応が上手いよ。見ているとおなかが減る。

白ご飯も、次の話で作ったスープも美味しそうだったしねえ。

でも白いご飯だけってのはどうなんだ?勢いと演出の良さで見ている時は普通に受け入れてしまったが、冷静になってみると……

あそこは原作と少々違う部分だね。原作漫画だと白ご飯を食べた後に漬物みたいな何かを出していたはず。アニメでは構成をイロイロと変えているし、あそこではご飯を強調したかったんじゃないかな?

作品から離れてしまうけど、日本だとおかず何も無しでご飯を一杯食べきってしまうというのは有り得る話なのか?
炭水化物で炭水化物を食う国だから、そういうのがありそうな気もしてきたんだが。

日本には昔ながらの炊き方をした白いご飯を看板に掲げた専門店があるらしいし、無くは無いんじゃないか?

ちょっと残念なのが、舞台があまり移らないことかな。
料理をする場所が料理屋だけっぽいのも気になる。

ああ、それは私も感じた。
日本の一般家庭の生活、特に小さい子のいる家の生活がどう描写されるのかを楽しみにしていたんだが。

ちゃんと生活している日本の一般家庭の描写って少ないからね。普通の萌えアニメだと定番の記号描写になってしまうし。

彼女が来ても問題無い広い家なのになぜか親が出張中で独り暮らしとかな!
そのくせ家の描写は主に主人公の部屋とシャワールームくらい!

料理だけでなく家具や掃除についても描写して欲しいが、日本だと一般常識の範疇だろうからたぶんアニメでわざえあざ描くことは無いだろうなー

ところで、先生の料理スキルが皆無っぽいのは日本の感覚だとどうなんだろう?これが日本の男性の一般的なイメージなんだろうか?

ウチの国だと男の方が料理できるし、少し引っかかったな。
仕事で忙しくて、というよりもスキルの問題のようだったし。

ただウチの国だと弁当は作れない、というか作る機会も作ろうとする気も無い。
冷凍食品を作って弁当を作るというのが個人的にはかなり興味をひかれたな。恐らく作品のテーマ的にそういうシーンの描写はほぼ無いだろうが。



とまぁ、こんな感じで。
予想外というか、これまで見てきたアニメ作品と少々異なる内容だと受け止められている模様です。
それから、ざっと見た印象では中国オタク界隈の主流の層からちょっと外れた辺りに刺さっているような印象も受けますね。

「甘々と稲妻」に関しては中国オタク界隈で話題が一気に広がると言った派手さはないものの、見た人の間では比較的高い評価を受けているようです。
また作品そのものへの反応もそうですが、劇中で描写される日本の生活事情に関する興味も出ているのが面白いですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国人「中国の男は料理が出来ないと困る」