ミュンヘン=玉川透、喜田尚
2016年7月25日02時03分
ドイツ南部ミュンヘンで9人が犠牲になった銃乱射事件で、地元州警察は24日、自殺した容疑者の男(18)が1年前から周到に準備を重ねていたと発表した。また、犠牲者の大半が外国籍や移民の背景を持つ若者だったことも明らかになった。独メディアは外国系の人々が狙われた可能性を指摘している。
発表によると、警察当局は23日の家宅捜索で男のコンピューターを押収。その分析から、男が昨年夏に2009年に独南部シュツットガルトの学校などで15人が殺害された銃乱射事件の現場を訪れ、写真を撮るなどしていたことが分かった。この頃、すでに今回の事件の計画を練っていた形跡があるという。
男は、11年に77人が犠牲になったノルウェーでの連続テロ事件の実行犯が好んでいたオンラインゲームに参加し、実行犯を模倣してコンピューターに事件に関する宣言文を残していたという。事件が起きた22日はノルウェーのテロ事件からちょうど5年で、使われた拳銃はこの事件で使われたものと同じ型だった。
コンピューターには男がこの拳…
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