熊本地震で不明 大学生の車の一部か 両親が発見

熊本地震で不明 大学生の車の一部か 両親が発見
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一連の熊本地震でただ1人、行方が分からなくなっている熊本県阿蘇市の大学生の両親などが24日、南阿蘇村の河原で崩れた岩に挟まれた車のドアを見つけました。父親は、大学生の車と特徴が一致するとして、熊本県に車を引き上げるよう求めたいとしています。
熊本県阿蘇市の大学4年生、大和晃さん(22歳)は、益城町などで震度7の激しい揺れを観測したことし4月16日、大規模な土砂崩れが起きた南阿蘇村の阿蘇大橋付近を車で走行していたとみられ、今も行方が分からなくなっています。
父親の卓也さんによりますと、24日、家族や友人などが捜索を行い、阿蘇大橋から500メートルほど下流の河原で、黄色い車のドアが崩れた岩に挟まれた状態で見つかったということです。
卓也さんは、晃さんの車と特徴が一致しているとして、「発見した車の引き上げを優先するよう県に求めたい」と話しています。
熊本県は、梅雨が明けて2次災害の危険性が低くなったとして、来月上旬をめどに大規模な捜索を再開する方針です。