玄関を開け3秒で夏祭りに飛び込める距離にいながら、
玄関を開け10秒で屋台の生ビールが買える距離にいながら、
ぬるい缶ビールを手に漫画を読む。
自堕落で天邪鬼な休日、駄目な三十代の夏。
人間50年
下天の内をくらぶれば
夢幻のごとくなり
こんばんは、ペイスケでぇす。
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今日は話が暗いので、www多用します。
中2の冬www 普段通りの退屈な授業www
突然、ノックもなしに教室前方の引戸がガラリと開き教頭が入ってきたwww
この然もありなんシチュエーションに私は悟りましたwww
入院中の父に何かあったな、とwww
クラスメイトの視線を背に浴びながら、
私は教頭に連れられ職員室へ向かいましたwww
職員室で事務の先生から受話器を受け取りましたwww
怖くて声がでませんwww
ただ「はい」と言うのが精一杯でしたwww
すると、母が電話口で気丈に言いましたwww
「お父さんの容体が急変して、意識が無くなったwww すぐに病院に来なさいwww」
そして、「覚悟をしなさいwww」とも言われましたwww
病院へ向かう間、何を考えていたか覚えていませんwww
気づけば消毒臭い病室の前に立っていましたwww
「お父さん、頑張ってwww」
「兄さん、起きて!起きてwww」
「駄目!生きて!頑張ってwww」
悲痛な声でしたwww 悲鳴でしたwww 絶叫でしたwww
私は逃げ出したくなりましたwww
父は亡くなりましたwww
53歳でしたwww
鼻に綿を詰め白装束を身に纏い、
父が家に帰ってきましたwww
父を仏間に寝かせ、
私は線香を絶やさぬよう父の側にいましたwww
リビングでは父の友人や親戚が集まり、食事をしていましたwww
時折、笑い声も聞こえてきましたwww
とても不快な笑いでしたwww
夜になると父の友人達は帰っていきましたwww
帰り際、父の友人達は酒臭い息を吹きかけながら私にこう言いましたwww
「困ったことがあったら俺に言うんだぞwww」
「俺がお前の父親代わりになってやるからなwww」
私はただ「はい」としか言えず、
酒臭い息を吸い込まないように息を止めていましたwww
その後、明日の通夜に備えて親戚も帰りましたwww
母も私も疲れきってしまい、会話はありませんwww
ただ、母は泣いていましたwww
私は仏間で線香を絶やさぬように父の側にいましたwww
今日は線香を絶やしてはいけないwww
そう親戚に言われていましたwww
私は線香に火を点け続けましたwww
深夜、
昼から何も食べていなかった私は、新たに線香に火を点け、
食べ物が残っていないかとリビングへ向かいましたwww
母はまだ泣いていましたwww
私は残っていた冷たい白飯で二人分のお茶漬けを作り、
静かなリビングで母と無言でお茶漬けをすすりましたwww
突然、飼い犬が鋭く吠えましたwww
普段はあまり吠えない犬なので異変を感じ、私はリビングの扉をあけましたwww
すると、焦げた臭いが充満し玄関が煙で真っ白でしたwww
私は急いで仏間へ走りましたwww
仏間では襖と障子そして畳がメラメラと燃え、
父の遺体が炎に囲まれていましたwww
私は炎を消そうと、必死で水を掛けましたwww
母が遠くで何か叫んでいましたが、聞こえませんwww
何度も水を掛けているのに火は一向に弱まりませんwww
「そんなんじゃ消えないわよッwww」
母が叫びますwww
しかし、私の家には消火器がありませんwww
火はどんどん広がり、天井に達しようとしていますwww
すると、母が機転を利かし濡らしたバスタオルを持ってきましたwww
私達はバスタオルを火元に打ち付けましたwww
何度も何度も打ち付けていると、炎がみるみる小さくなっていきますwww
そして、母のバスタオルが功を奏し、火はあっという間に鎮火しましたwww
しばらく、私達は声も出せずに呆然としていましたwww
「馬鹿じゃないの!アンタっwww」
母に叱られましたwww
当り前ですwww
火事の原因は線香に違いないからwww
「線香が倒れたせいかな?ごめんwww」
私は謝るしかありませんでしたwww
線香が浅く刺さっていて、倒れてしまったからだwww
そう、考えていましたwww
「どんだけ馬鹿なんだアンタはッwww」
追い打ちを掛けるように母が言いましたwww
私だって反省して落ち込んでいるのにwww
もう泣きそうでしたwww
「そんなんで火が消えるわけないでしょッwww」
私は、その場にいるとまた罵声が飛んできそうなので、
火事でボロボロになった襖や障子を片付ける為に道具を用意しようと立ち上がり、
手にしていた物に気付きましたwww
火事で私は混乱していたのだと思いますwww
母が機転を利かせてバスタオルを持ってこなければ、
きっと大火事になっていたでしょうwww
私が握り締めていたのは、園芸用の霧吹きでしたwww
火が消えるわけありませんwww
母の言っていた意味がやっと分かりましたwww
きっと、父は大爆笑だったでしょうwww
「おいッ、燃えてるぞッ!俺は信長かっwww」ってwww
白装束の父の周りは火の海で、まるで信長の最後www
きっと「バカヤローwww」って爆笑してる筈www
それを必死に霧吹きで消そうとする息子www
うん、父は大爆笑だった筈www
父はそんな人だったからwww
今日も遊びに来ていただき、ありがとうございましたwww
じゃまたwww