NTTは25日、NTTドコモなど主要グループ企業と人工知能(AI)技術を使ったロボットの実証実験を始めると発表した。NTT本体が基礎技術を開発し、グループ各社が高齢者に応対するロボットなどの実用化を進める。10月以降にロボット関連の新事業を立ち上げる計画だ。
実証実験に参加するのは、NTT、ドコモのほか、NTT東西、NTTコミュニケーションズ、NTTデータ。NTT本体の研究開発部門が、音声処理など基礎技術をクラウドコンピューティングを通じてグループ各社に提供する。
例えば、NTTコミュニケーションズは、介護施設向けサービスの実証実験を始める。施設の担当者と同じようにロボットが体操などのレクリエーション活動を取り仕切るためのプログラムの開発に取り組む。
NTT西日本は多言語対応のロボットを使った観光案内サービスを開発。NTTドコモは、高齢者の健康管理支援にロボットの活用を試みる。
NTTグループ6社は今年5月にAI関連技術の統一ブランド「corevo(コレボ)」の創設を発表した。6社がそろって1つのプロジェクトに参加するのは珍しいという。
AIやロボット分野の技術開発競争は激しい。グループの技術を結集して先端技術の開発に取り組み、主導権を確保したい考えだ。