瞬間接着剤「アロンアルファ」ってすごく便利なんですよ。
普通に瞬間接着剤として使うのはもちろんの事、僕はちょっとした怪我をした時の応急処置として使うことがあります。
液体タイプの絆創膏みたいなかんじですね。
普通に考えたら、傷口にアロンアルファを塗るなんて、かなり抵抗を感じる行為だと思います。だけど、ちゃんと傷口の保護に効果があります。
それに、何が良いかって言うと、薬品を使用する作業とか、水仕事をしている時とかの怪我でも傷口が染みなくなるのが良いのですよねぇ。
手軽だし、大抵の場合、自宅の道具箱の中など、手元にあるもんなので、思いがけない怪我をした時も、使用することができます。
注意点としては、医療用の接着剤ではなくて一般用の接着剤を使用するという点です。自分で何度も使っていて、問題が起こったことはないのだけど、やるときは自己責任で塗って下さいね。
瞬間接着剤は傷口の保護に役立つ
アロンアルファは、絆創膏やガーゼ等、切り傷等の処置のための道具がその場にないときなんかも大活躍です。
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もちろん、ちゃんとした医療用の液体絆創膏があれば一番良いとは思います。けれども、アロンアルファでも同じように傷の保護に対しての効果があります。(医療用のアロンアルファもあるらしいです。)
まあ、あくまでも緊急時用ということで考えてください。(と言いつつ、個人的には頻繁に使用していた時期もあったんだけどね。)
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使い方
(↓本当に怪我をしているわけじゃないし、本当の傷を写真に撮っちゃうとグロいので、赤い油性ペンで描いたところが傷口ということにしてください。)
使い方はすごく簡単です。
あっ、傷口に雑菌があると、それを封じ込めてしまって悪化することになっちゃうので、よく洗ってから傷口にアロンアルファを塗ります。
あとは、乾くまで待てばOKです。
それだけです。
傷口や皮膚にくっついた瞬間接着剤は、時間が経つと自然と剥がれたり剥がれやすい状態になります。もしくは、ぬるま湯を使えば取れやすくなったりもします。
そうなったら、塗りこんだアロンアルファは剥がして、消毒したりなどのちゃんとした処置をしましょう。
個人的には、怪我をした時の応急処置的な使い方が良いと思います。正規の医療用の製品ではないので。
塗るとその瞬間は痛い
アロンアルファを傷に塗った瞬間は、めちゃくちゃ染みて痛いです。しばらくすれば、痛みはなくなりますけどね。
「とろける鉄工所」っていう、溶接漫画があるんだけど、その登場キャラクターの小島さんが「傷口に瞬間接着剤を塗ると激痛だけど、脳が焦って『傷を治せ!』と指令を送るから早く治る」と恐ろしい持論を言っているシーンがありました。
それが、本当かどうかはわかりません(たぶん違う)。ですが、とにかく傷に便利なのは確かです。
関係ないけど「とろ鉄」おもしろいよ。
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絆創膏が使用できない作業時に便利
アロンアルファの何が良いかって言うと、絆創膏を使ってしまうと支障をきたすような作業をしている時に便利なんですよね。
例えば、水仕事をしている時とかですね。
ちょっとした怪我をしたとしても、どうしてもそういう作業を中断できない時とかもあるじゃないですか。
例えば、家で夕飯の支度をしている時とかですね。絆創膏をつけたまま、包丁で食材を切ったり、食器を洗ったりと言うのは、非常にやりにくいです。その点、アロンアルファで傷口を接着してしまえば、そのまま作業を継続することができるのです。
水仕事などの最中の怪我は絆創膏は使いにくいです。しかし、傷口の部分が濡れてしまうような仕事も傷が染みないで行うことができるのは、大きなメリットですね。
それに、絆創膏は濡れてしまうと取れてしまうこともあります。だから、そんな時は絆創膏よりもアロンアルファのほうが断然便利なのです。
薬品を使用する作業にも使える
また、薬品を使用するような作業をするときなんかもすごくいいんですよね・・・。
僕は学生時代に美大の金属工芸系の研究室に所属していたのですが、金属加工をしなくちゃならないわけですから、いろんな薬品を使用するんです。
当時の研究室には、希硫酸が入った浴槽みたいな大きな容器があったのですが、そこに金属で作った作りかけの作品を入れて洗浄したりする作業があるんですよ。そんで、普通だったらプラスチック製のトングで作品を容器から引き上げるのですが、作品のサイズが大きいと、それが難しいというケースも多かったんですね。
そんで、そんな時は、希硫酸の槽に手をそのままドブンと突っ込んでサパン!!と取り出していました。
濃硫酸じゃなくて希硫酸だから、素手でそういうことしても意外と大丈夫!!(研究室では先生に、ちゃんとトングなどを使って取り出せと指導されていたけど、僕は面倒なときは勝手に素手でやってました。)
だけど、制作していて、手に小さな傷があったりすると、希硫酸といえどもめちゃくちゃ痛いんですよ。染みるなんてもんじゃないです。アルカリ性の重曹でゴシゴシすると少しづつ痛みはおさまるんだけど、ちゃんと洗わないとずーっと激痛を味合うことになります。傷口が継続的に侵食されていくような、他に例えようのない痛みですね。
でもそんな時は、アロンアルファが大活躍ですよ。
作業時に出来た傷も、アロンアルファで塞いでおけば、全然痛くないのです。希硫酸に手を入れても全然痛くありません。
1回その便利さを経験してしまうと、もうアロンアルファが手放せませんよね。細かい作業をしてるとどうしても、ヤスリとかで指先を傷つけちゃうことも多かったので、個人的には必需品でした。
ゆえに、アロンアルファで傷の応急処置をすれば、絆創膏が使いにくい作業の時なんかはすごく便利なんですよ。
アロンアルファだったら制作にも使うから、いつでも机の引き出しに入っていたし、いざという時には非常に重宝していました。
まとめ
ちなみに、この方法は大学でお世話になった、とある先生に教えてもらった方法だったりします。
そういえば、学生だった当時、画期的な傷の保護方法だったのにも関わらず、周りの同級生とか後輩に教えてあげても誰ひとりとして真似しようとしませんでしたね〜・・・なんでだろ?こんなに良いものなのに。
一度、やってみるまでは勇気がいるんだけど、慣れちゃえば普通に便利ですよ。傷口につけた瞬間はけっこう痛いけどね。
最後に、このアロンアルファを使用する傷口の応急処置方法は、小さい怪我をしても作業を継続したい!って言う時には便利です。だけど、病院に行かないとやばい!って言うレベルの切り傷などができてしまった場合には、素直に病院に行って医師に治療してもらいましょう。
「傷が染みたりして困るんだけど、このまま作業を継続したい!」という時なんかは便利な方法だよってことです。
(とろける鉄工所で、「傷が深くて血が止まらない時に使う」と書かれていたけど、そこまでの深手を負った時に使ったことはありません。おそらく、深い傷にも効果は抜群なのだとは思うけど・・・やるなら、自己責任でお願いします。)