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 地域政党・減税日本の河村たかし代表(名古屋市長)は25日の定例記者会見で、おおさか維新の会と合流を視野に入れた協議を再開する方針を明らかにした。26日にも、大阪市内で減税の鎌倉安男幹事長、おおさか維新の今井豊副代表らが話し合う見通しだ。

 河村氏は、合流について「焦ることはないが、ゆっくりでもだめ。第三極が崩壊し日本中に浪人がいる。みんなで新しいのをつくるのがいい」と、新党での合流を望む意向を示した。

 参院選で両党は、愛知選挙区の候補者を「共同公認」した。減税日本はおおさか維新の松井一郎代表(大阪府知事)から合流を促されたが、河村氏が党名から「おおさか」を外すよう求めるなどして意見がまとまらず、協議を参院選後に先送りしていた。

 おおさか維新は来月、党名を変更する方向。河村氏は両党の関係を「兄弟」や「薩長」に例え、「薩摩政府ではなく明治政府のように、日本中の人が参加しやすい名前の方がいい。長男格の度量の大きさが重要だ」と指摘した。

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