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【ゴルフ】

木戸、涙のV逸 また1打差2位…

2016年7月25日 紙面から

最終日、通算8アンダーで2位だった木戸愛。18番でバーディーパットを外し悔しがる=伊豆大仁CCで

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◇センチュリー21レディス<最終日>

 ▽24日▽静岡県伊豆の国市、伊豆大仁CC(6553ヤード、パー72)▽天候・晴れ、気温26・8度、南南西1・6メートル▽賞金総額8000万円、優勝1440万円▽58選手(うちアマ2人)▽観客3469人

 1打差の単独首位から出た木戸愛(めぐみ、26)=ゼンリン=は、15番のダブルボギーで一時は3位に後退したものの、16番のバーディーで再び首位に並ぶ粘り腰を発揮。菊地絵理香(28)=オンワードホールディングス=とともに最終組の3人が8アンダーで並んだが、18番でアン・ソンジュ(韓国)がバーディーを決め、通算9アンダーで大会連覇、今季初優勝で通算21勝目を飾った。木戸の4年ぶりのツアー2勝目は、先週に続きまた1打差届かなかった。

◆15番ダボすぐにバーディーで粘るも

 優勝を逃してクラブハウスに戻ってくると、木戸はがまんしきれずにおえつを漏らし始めた。

 「やっぱり、勝ちたかった…」

 7番パー5でイーグルを奪うなど、単独首位のまま後半へ突入。優勝がちらつき始めた15番で落とし穴にはまった。

 第1打を左のバンカーへ打ち込むと、第2打はグリーンのはるか手前までしか飛ばなかった。さらに、第3打はグリーンから奥のバンカーに転がり落ちる、まさかの3連続ミスショット。1メートル強の第5打がカップの手前で止まると天を仰いだ。

 「第2打はグリーンを狙えたのにミスしてしまった。まだパーのチャンスがあったのに、第3打はパーを取らなければいけないという気持ちが強く出過ぎた」

 ツアー2勝目が遠い。2012年7月のサマンサタバサレディースでツアー初勝利を挙げてから、今回を含め5位以内が11度。前週も終盤のミスで逆転され、1打差で涙をのんだ。たびたび上位に食い込みながら、勝利には手が届かない。

 涙が乾くと、「強い気持ちで2週続けてプレーできていることは、自分を強くしてくれている。もう1回、自分を奮い立たせたい」と前を向いた。次戦こそ、3度目の正直といきたいところだ。 (堤誠人)

 

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