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鈴鹿で戦争遺跡の見学会

07月24日 19時02分

鈴鹿で戦争遺跡の見学会

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太平洋戦争中、多くの軍事施設があった三重県鈴鹿市で、いまも残る「戦争遺跡」の見学会がおこなわれました。
太平洋戦争中、鈴鹿市には旧日本軍の飛行場や軍需工場などが建設され、市の面積の約1割を占めていました。
見学会は、終戦からまもなく71年になるいまも残る「戦争遺跡」を知り、後世に伝えようと市民団体が開きました。
家族連れなど約30人が参加し、パイロットを養成していた陸軍第1航空軍教育隊の跡地を訪れ、当時のまま残る弾薬庫の建物や、講義室があった建物の基礎のコンクリートの一部などを見学しました。
北伊勢陸軍飛行場の跡地も訪れ、三重県内の戦争遺跡で初めて国の登録有形文化財になった、「えん体」と呼ばれる、飛行機を空襲から守るコンクリートの構造物を見学しました。
小学6年生の男の子は、「戦争遺跡はどれも大きくて、本当に戦争が激しかったんだと思いました」と話していました。
案内役を務めた中学校教諭の浅尾悟さんは、「戦争遺跡を学ぶことで、鈴鹿市でも戦争があったことや現代の平和について考えてほしい」と話していました。

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