ポケモンGO 貯水施設が対戦場所に 市は設定除外を要請

ポケモンGO 貯水施設が対戦場所に 市は設定除外を要請
スマートフォンのゲームアプリ、ポケモンGOで、一般の人の立ち入りが禁止されている名古屋市内の貯水施設が、ゲームのキャラクターどうしを対戦させるポイントに設定されていることが分かり、名古屋市はゲームを開発した会社に設定をやめるよう要請しました。
名古屋市によりますと、23日の夕方、市民から「ゲームをしているとみられる若い男性が、立ち入り禁止の施設から出てきた」と通報がありました。
市が調べたところ、千種区にある東山配水場がポケモンGOのゲームの中で、キャラクターどうしを対戦させるポイントに設定されていることが分かったということです。
市によりますと、この配水場は家庭などに水を供給するための貯水施設で、異物などの混入を防ぐため、ふだんは一般の人の立ち入りが禁止されています。
このため、市はゲームを開発したアメリカの会社に対し、施設をポイントから外すようメールで要請するとともに、ゲームをする人が施設内に侵入しないよう警備を強化するなどの対策を始めました。
名古屋市上下水道局浄水管理調整室の早川裕之室長は「市民の水を管理する貯水施設には絶対に立ち入らないでほしい」と話しています。