ポケモンGO 都教委が教師たちに注意喚起

スマートフォン向けのゲームアプリ、ポケモンGOの配信が日本でも始まったことを受けて、東京都教育委員会は教員向けの講習会の中で、児童・生徒へのスマートフォンを使用する際の安全指導を徹底するよう求めました。
これは、25日東京・文京区で開かれた学校での安全管理に関する講習会の中で、都教育委員会が都内の公立の小中学校や都立学校の教員など1500人余りに求めたものです。
この中で、都教育委員会の担当者は「ゲームに夢中になるあまり、交通事故などに遭う事例が海外で報道され、日本でも大きな課題となっている。生徒への指導をお願いしたい」と述べました。
都教育委員会では、いわゆる「歩きスマホ」の危険性や、事故やトラブルに遭わないための注意点をまとめた資料を、都立学校と区市町村の教育委員会に配布していて、この資料を活用しながら、夏休み中に部活動などで登校してくる児童・生徒へのスマートフォンを使用する際の安全指導を徹底するよう求めています。
東京都教育庁指導部の児玉大祐主任指導主事は「夏休み中ということで、スマホの使い方やどのゲームをダウンロードするのかなど、各家庭での指導が大切になってくると思うので、より一層家庭との連携を密にして指導を行いたい」と話していました。