News Up ポケモンGO 交流深まるの声も

News Up ポケモンGO 交流深まるの声も
日本でも配信が始まったスマートフォン向けゲームアプリ、ポケモンGO。この週末、街の至るところで熱中する人たちの姿が見られました。事故やトラブルも相次いでいますが、そうしたなか、親子や家族の交流を深めるのにこのゲームが役立ったという声も出ています。
ポケモンGOが配信されて初めて迎えたこの週末。ネットでは待ち望んだゲームを思う存分楽しんだという書き込みが相次ぎました。

なかでも目を引いたのは身近にいるのにふだんはともに過ごす時間が少ない家族と一緒に楽しむことができたという人たちの声です。
夏休みが始まったばかりの子どもたちと共通の話題ができたり、親子でポケモンを探して歩くことで外出のきっかけになったりしたというのです。
「子どもとポケモンゲットしながら散歩。適度に休憩も出来てコミュニケーションもとれる」
「引きこもりがちな息子が積極的に出かけようと父親を誘って外出した」

また、夫婦のつながりが深まったという人もいました。
「珍しく夫婦で散歩」
「夫婦でポケモンGO。共通の趣味なんてなかったのでいい機会に」

一緒に散歩 子どもと 夫婦で

ポケモンGOが配信されて初めて迎えたこの週末。ネットでは待ち望んだゲームを思う存分楽しんだという書き込みが相次ぎました。

なかでも目を引いたのは身近にいるのにふだんはともに過ごす時間が少ない家族と一緒に楽しむことができたという人たちの声です。
夏休みが始まったばかりの子どもたちと共通の話題ができたり、親子でポケモンを探して歩くことで外出のきっかけになったりしたというのです。
「子どもとポケモンゲットしながら散歩。適度に休憩も出来てコミュニケーションもとれる」
「引きこもりがちな息子が積極的に出かけようと父親を誘って外出した」

また、夫婦のつながりが深まったという人もいました。
「珍しく夫婦で散歩」
「夫婦でポケモンGO。共通の趣味なんてなかったのでいい機会に」

会話もふだん以上に

東京に単身赴任している40代の男性記者も、この週末に、小学3年生の息子とポケモンGOで楽しみました。
この記者は「ふだん息子と会うときは、なるべく自然の中で体を動かし、自分で考えたり、物を作ったりする体験をさせてあげられるよう、心がけています。ゲーム機は持たせないことにしていて、インドアで楽しむときも、息子が好きな偉人伝や妖怪の本を読んでやることが中心です。この週末は、家族で兵庫県姫路市に旅行に出かけたんですが、その時に、仕事上、よく知っておかなければと思っていた『ポケモンGO』を起動し、息子と姫路の街を巡ってみたんです。これが思ったより豊かなコミュニケーションをさせてくれたんです」といいます。
「姫路では街にある、数多くの史跡や彫像、それに文化施設などがポイントになっていて、それを一つ一つ巡っていきました。史跡があれば、どういういわれがあるものなのか、彫像があれば、この形がきれいだとか、よく理解できないとか、お互いの会話もふだん以上に弾み、気付かなかった息子のものの見方や価値観を知りました。あれがポイントになっているのではないか、今度はあっちに行ってみようと、楽しみながら散策しましたが、どこまでも歩いて行けてしまいそうでした。姫路城についた時には、世界遺産になっていることや、白鷺城とも呼ばれていることなどを教えました」。
さらにこの記者はポケモンGOを楽しむうち、何かに似ていると感じたといいます。「私が子どものころ、小学校の課外活動やボーイスカウトの活動で『オリエンテーリング』をよくやりましたけど、それに似ているなと。スマホを使った大規模オリエンテーリングですよね。親子でやるオリエンテーリングの風景です。親子の交流を活発にしてくれるツールにもなるのではないか、そんなふうに感じました」。

トラブルの懸念も

さまざまな年代で人気を集めるポケモンGO。一方で、熱中するあまり、ひったくりの被害に遭ったり、スマホを操作しながら自転車を運転して人とぶつかったりと、事故やトラブルも各地で相次いでいます。
さらにネットでは「夜の公園で子どもだけで遊んでいて危ない」「スマホばかり見てベビーカーや足元の子どもに気づかずぶつかりそう」「ポケモンの聖地と言われる公園にゴミが散乱している」といった懸念も広がっています。
ゲームを通じて親子や家族の交流が深まったという声を生かしていくためにも、基本的なルールやマナーを守ることは欠かせません。上手なつきあい方が重要といえそうです。