沖縄・ヘリパッド建設 住民らを強制排除で翁長知事「誠に残念」
07/22 18:43
沖縄県のアメリカ軍基地負担の軽減策として、すでに日米両政府が合意しているのが、県北部に広がる北部訓練場のおよそ半分、4,000haの返還。本来なら喜ばしい話のはずだが、22日、この地で起きたのは、激しい衝突だった。
環境破壊などを訴え、建設反対の抗議行動を続ける人々。
全国から招集された機動隊が道路を封鎖するように規制し、基地の出入り口で座り込む住民らとのにらみ合いが続いていた。
北部訓練場の一部返還の条件となっているのが、「ヘリパッド」6カ所の建設。
すでに2カ所が完成し、オスプレイの訓練などに運用されているが、政府は22日、この建設を再開するため、およそ500人の機動隊員を動員し、周辺道路をふさぐ建設反対派の排除に乗り出した。
機動隊員が、車の上で抵抗する男女を引きずり下ろそうとすると、男性の1人が隊員の首にひものようなものをかけた。
これには、たまりかねず、殴り合いとなった。
道路をふさいでいた反対派は排除され、ヘリパッド建設に向けた機材の搬入が始まった。
沖縄県の翁長知事は「住民を強制的に排除する事態が生じていることは、誠に残念であります」と述べた。
菅官房長官は「1日も早い、北部訓練場の4,000haの返還に向けて、全力で取り組んで、沖縄県の皆さんの基地負担軽減に資するようにしたい」と述べた。
環境破壊などを訴え、建設反対の抗議行動を続ける人々。
全国から招集された機動隊が道路を封鎖するように規制し、基地の出入り口で座り込む住民らとのにらみ合いが続いていた。
北部訓練場の一部返還の条件となっているのが、「ヘリパッド」6カ所の建設。
すでに2カ所が完成し、オスプレイの訓練などに運用されているが、政府は22日、この建設を再開するため、およそ500人の機動隊員を動員し、周辺道路をふさぐ建設反対派の排除に乗り出した。
機動隊員が、車の上で抵抗する男女を引きずり下ろそうとすると、男性の1人が隊員の首にひものようなものをかけた。
これには、たまりかねず、殴り合いとなった。
道路をふさいでいた反対派は排除され、ヘリパッド建設に向けた機材の搬入が始まった。
沖縄県の翁長知事は「住民を強制的に排除する事態が生じていることは、誠に残念であります」と述べた。
菅官房長官は「1日も早い、北部訓練場の4,000haの返還に向けて、全力で取り組んで、沖縄県の皆さんの基地負担軽減に資するようにしたい」と述べた。