ASEAN臨時外相会議 南シナ海問題で溝深まる

07/25 12:30
ラオスで開かれているASEAN(東南アジア諸国連合)の一連の会議で、南シナ海問題をめぐる各国間の溝を埋めるため、急きょ、外相が集まり、臨時協議を行った。
臨時の外相会議は、日本時間午前10時すぎから、およそ1時間にわたって開かれた。
南シナ海については、仲裁裁判所が、「中国の領有権」を否定する判断を下していて、ASEANの共同声明の草案では、「法的プロセスを尊重する」との文言が盛り込まれている。
しかし、カンボジアは、それを消すように強硬に主張している。
中国の王毅外相は、「われわれも各国も、フィリピンが中国との対話の場に戻ることを希望している。タイもそのように表明した」と述べた。
一方、中国の王毅外相は、未明まで議長国・ラオスと会談するなど、ASEAN内の分断を図っていて、対立は、解消するどころか、溝が深まるばかりの情勢となっている。

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